以前Canvaを使ってデスクトップ操作の動画を撮影する方法を取り上げましたが、画質を改善するためのポイントを取り上げます。
目次
Canvaで動画撮影すると画質がよくない?
以前Canvaを使ってデスクトップ操作を録画する方法を取り上げましたが、その際にあまり画質がよくないとコメントしました。
そのときに作った動画がこちらになります。
ブログ上だと動画が小さく表示されるためあまり気にならないかもしれませんが、YouTubeに移動してみてもらうと粗さが目立ちます。
その後も色々と試してみた結果、結論としては私の動画の作り方に改善すべき点がありCanvaの問題ではありませんでした。
そこで今回は、デスクトップ動画を作成する上で画質を改善するために行った内容についてまとめておきたいと思います。
Canvaで動画を撮影する際の注意点
デスクトップ録画の画質を上げるために行ったのは次の2点です。
- 最初に新規デザインを作成する際にパソコンの解像度に合わせたサイズを指定する
- 動画をデザインサイズに合わせる際に「動画を背景として設定」を使用する
それぞれについて確認します。
なお今回ご紹介する方法は動画撮影時に
- 最大化したウインドウを指定して録画
- 画面全体を録画
の場合に有効な方法となります。
録画時にブラウザーのタブ(Chromeタブなど)を選択した場合には、デザインと動画のサイズが一致しませんのでご注意ください。
新規デザイン作成時の注意点
以前の記事では動画撮影をする際のデザインとして
「プレゼンテーション」-「プレゼンテーション(4:3)」
を選ぶとしていました(もしくは「プレゼンテーション(16:9)」などでもOKと)。
この時点で撮影する動画サイズとデザインサイズがあっていないことが画質が悪くなった原因のひとつでした。
Canvaでデスクトップ動画を撮影すると、パソコン画面の解像度と同じサイズのファイルが作成されます。
そのため最初にデザインを作成する時点でパソコンの解像度と同じサイズを指定する必要があります。
例えばパソコン画面の解像度が1920×1200の場合には
「デザインを作成」-「カスタムサイズ」
を選択した後に
幅:1920 高さ:1200 単位:px
と入力してから「新しいデザインを作成」をクリックします。
これで撮影する動画と同じサイズのデザインを準備できます。
この後の動画を撮影する手順については、前回の記事を参照してください。
動画をデザインのサイズに合わせる際の注意点
撮影した動画とデザインのサイズは一致しているのですが、動画撮影後は動画ファイルはデザインよりも小さな状態となっています。
動画ファイルをダウンロードする前に動画をデザインのサイズに合わせたいのですが、手動でサイズ変更すると微妙に大きさが合わない可能性があります。
そこで動画を右クリックしたメニューの中にある
「動画を背景として設定」
を使用します。
このメニューを使えば動画ファイルを背景サイズに合わせてくれますので、ピッタリとデザインサイズに合わせることができます。
この後、右上の共有ボタンから「ダウンロード」を選び、ファイルの種類として「MP4形式の動画」を選択して「ダウンロード」をクリックすれば動画ファイルをダウンロードできます。
今回の手順で作成した動画は次のようになります(音声・キャプション等は入れておりません)。
最初の動画は全般的にモヤッとした感じだったのですが、比較するとだいぶ画質がシャープになった気がするのですがいかがでしょうか。
前回は録画した画面全体を表示できていませんでしたが、今回の方法により録画画面全体を表示できるようになりましたのでその点も改善できました。
ツールを使いこなすには「ノウハウ」は必要
Canvaでデスクトップ動画を撮影する際に、画質向上のために行ったポイントをまとめました。
現在は様々なツールが無償もしくは安価で提供されているため非常に便利ではあるのですが、そうしたツールを使いこなすにはやはりいくらかの「ノウハウ」は必要となります。
こうしたノウハウはネット上などで入手できるケースもありますが、ある程度は自分で使い込んでいかないと身につかないケースも多いものです。
とはいえゼロからノウハウを得るのは時間もかかりますし大変な作業となりますので、ネットや書籍などから得られる情報と自身の試行錯誤を上手に組み合わせて、ぜひ自分なりのノウハウを積上げていっていただければと思います。
投稿者
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大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。
40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。
中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。
現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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