周りの雑音などが気になって集中できないとき、どのように対処していますか?今回はiPhoneの機能を使ってみましょうというお話です。

周りの雑音が気になるとき音楽を流しますか?

仕事などをしているときに、周りの音が気になることってありませんか?

「一気に仕事を片付けたいのに、周りがうるさくて集中できない」

「資料をまとめたいのに、気が散って内容がまとまらない」

などといった経験は皆さんお持ちかと思います。

私の場合、こうしたケースでは以前であれば音楽を流して対処していたのですが、段々と流している音楽の方に気を取られるようになってきました。

「人の声が入っている音楽だから気を取られるのでは?」と考え、ジャズなど声の入っていない楽器だけの音楽に切替えるなどしてきましたが、それでも流している音楽が気になるという状況。

どちらにしても気を取られるのであれば結果は一緒、ということで音楽をかけて周りの音をシャットダウンする方法は使わなくなってしまいました。

ではどうしていたかと言いますと・・・気合いでなんとか乗り切っていました。

iPhoneのバックグラウンドサウンドを使ってみる

「周りの音が気になるときに集中できる環境を作る方法はないか?」と考えていたときに、iPhoneの「バックグラウンドサウンド」という機能を知りました。

iPhoneでバックグラウンドサウンドを再生して、周囲の騒音を覆い隠す

要するに気になる音をかき消すのに「音楽」を使うのではなく、それ以外の一種の「雑音」で消してしまおうというもの。

設定方法は上記のリンク先にあるとおり

「設定」-「アクセシビリティ」-「オーディオ/ビジュアル」-「バックグランドサウンド」

の画面で「バックグラウンドサウンド」をオンにするだけです。

このあとiPhoneのコントロールセンターを開くと、バックグラウンドサウンドのアイコンが表示されますのでタップ。

「バックグランドサウンド オフ」と表示されている上のアイコンをタップすると、再生が始まります。

この画面上ではスピーカーから流れる状態になっていますが、普段はAirPods Proをつけて使っています。

「バランスの取れたノイズ」「ブライトノイズ」「ダークノイズ」「海」「雨」「せせらぎ」の6種類の音が用意されていますが、いろいろ試してみた結果、個人的には「せせらぎ」に落ち着きました。

この方法を使ってしばらく経ちますが、音楽を流していたときと比べると周囲の雑音が気にならず、とても集中しやすくなりました。

意図的に「雑音」を流しているわけですが、例えば人の声や電話の音といったものと比べると気にならない「雑音」です。

気になる雑音を覆い隠すために、別の雑音を流すという発想はまったくありませんでした。考えた人凄いな、と素直に思います。

できないことはツールで補完する

「そもそも雑音が気になってしょうがない」「集中するために音楽をかけたらそちらに気を取られる」というのは、年齢とともに集中力が落ちてきているからだろうなと考えています。

こうした能力の低下は防ぎきれない部分がありますので、ツールを上手に活用して補っていくしかありません。

今回もそうですが、本当に探せばいろいろあるものです。

私の場合個人で仕事をしていますので、仕事中にイヤホンをしていても誰からも咎められることはありません。

これが会社の中だと、イヤホンをして仕事していると「サボってる」とか「音楽聴きながら仕事して不真面目だ」とか言う方もいるんでしょうね、きっと。

とはいえ、集中できない環境で仕事してもらって生産性が上がらないと嘆くよりも、雑音で集中力が途切れることのない職場環境を作った方が生産性が上がると思うんですが、どうでしょうか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち、7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。