モニターの中には、回転して縦向けにして使えるものがありますが、その際に注意したい点についてまとめてみました。
目次
スタンディングデスク導入を機に、モニターの一つを縦向けに変更
前回スタンディングデスクについて書きましたが、その際それまで使っていたディスプレイアームの使用をやめました。
ムリをすればスタンディングデスクに取り付けできそうでしたが、スタンディングデスク自体の耐荷重の制限もあり、安全性に問題が出そうな気がしてやめておくことにしました。
とはいえ、スタンディングデスクにはモニターが1台しか置けません。
そのため、それまで使っていたもう一台のモニターの置き場所をどうしようかと。
結論としては、以下2点の理由により、モニターを縦向きに置くことに。
- 横向きに置くスペースが確保できないこと
- 仮に横向きに置いても、スタンディングデスクを持ち上げた際に、かなり見下ろす必要があること
そこで今回は、モニターを縦向きにして使うときに、注意しておきたい点をまとめてみます 。
モニターを縦向きにして使う時の注意点
1.モニターを縦にしても表示の方向は勝手に変わらない
ご存じの方も多いと思いますが、モニターを物理的に縦向きに変えても、パソコンから表示される映像は勝手に切り替わりません。
これについては Windowsのディスプレイの設定メニューで、「画面の向き」を、
- モニターを時計回りに縦向きにした場合(右側が上):縦
- モニターを反時計回りに縦向きにした場合(左側が上):縦(反対向き)
に変更する必要があります。
また、縦向きモニターだけをパソコンに繋いでしまうと、この設定画面も90度倒れた状態で表示されますので、設定変更が少々面倒です。
できれば2台モニターをつないだ状態で設定されることをオススメします。
2. Windows の標準機能で画面の上下分割ができない
Windows10では、Windowsキーと左右の矢印キーだけで、画面を左右に分割できますが、モニターを縦向きにした場合、左右には分割できるのですが、上下に分割することができません。
縦向きモニターで左右に分割すると、こんな感じになってしまいます。
せっかく縦向きにしたわけですから、やはり上下に分割したいと個人的には思うのですが、残念ながら標準機能では手動でやらざるをえない。
実は、これが以前からモニターを縦向きにして使うことを躊躇する理由の1つでした。
画面を上下分割できるソフトも色々探したのですが、適切なものがどうしても見つかりません。
諦めて手動で運用しようかと思っていたのですが、現在使用中のモニターのユーティリティソフトを確認すると、上下に分割する設定が可能であることがわかりました。
これでなんとか縦向きでも、それなりに使えるようになりました。
ただし、設定した分割方法以外でウィンドウを表示したいときには、毎回設定変更が必要なため、この点だけは面倒です。
もしモニターを縦向きで使ってみようとお考えであれば、附属のユーティリティソフトでどこまでの設定ができるか、事前に確認しておくことをオススメします。
3. 視線を上下させるのは疲れる
個人的な感想ですが、横方向の視線移動と比較して、縦方向の視線移動が多いと疲れる感覚があります。
視線を上下させることにはどうしても限界があるので、首を動かす必要があることが疲れる原因かもしれませんが、この辺りは専門外のためよくわかりません。
スタンディングデスクを持ち上げた際に、デスク横に置いてある縦向きモニターの上半分はさほど苦労なく視線移動できるのですが、下半分についてはどうしても見下ろすような感じとなることは今後の課題です。
横向きと縦向きだとかなり視線移動の感じが違うというのは、少し気をつけていただければと。
パソコンとのインターフェースはしっかりと考えたい
モニターを縦向きにして使う際の注意点について考えてみましたが、どのようなサイズのモニターを、どのような配置で使うかについては、なかなか正解といえるものがありません。
現在27インチを2枚使っていますが、もっと大きなモニター1枚に切り替えた方がいいのかどうかなど常に考えています。
パソコンを使う際に、パソコンと人がやり取りをする出入り口となる、「モニター・キーボード・マウス」の3つは、生産性に直結するため非常に重要だと考えています。
だからこそ、これら3つにはできるだけこだわりたいと思っているわけです。
おそらく最適解というのは、そのときの仕事の状況や自分の体調などいろんなことに左右されると思いますので、そのときの自分にとって何がベストなのか常に考え続けておく必要があります。
そのため、今後も試行錯誤を続けていくことになるんだろうなと。
「複数のモニター使ってるんだけど、配置をちょっと見直してみようかな」などお考えの方に、今回の記事が参考になれば幸いです。
投稿者
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大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。
40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。
中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。
現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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