広告

「日記」というほど大層なものでなくても、その日を振り返る機会を持つことは悪くないものです。そこで今回は振り返る際に使っているObsidianの「デイリーノート」について取り上げます。

キッカケはメモの整理方法の検討

昨年の終わり頃から、毎晩「デイリーノート」を書いてます(時々書き忘れる日もありますが・・・)。

要するに日記みたいなものですが、書き始めたキッカケはEvernoteからNotionへの移行を検討したときに

「Notionに移行しても、結局数年後にデータの移行でまた悩むことになるのでは?」

と思ったことです。

「これと日記がどう関係あるの?」というツッコミが入りそうですが、要するに独自のデータ形式でデータを持つサービスを利用する限りは、常にサービス終了や乗換時のデータ移行の問題に悩むことになります。

NotionはEvernoteのデータをインポート出来る仕組みを準備してくれていましたが、次も同じとは限りません。

そのため使うサービスやアプリが変わったとしても扱えるデータはないかということで、マークダウン記法で書いたテキストファイルがいいのではないかと考えた次第です。

こうしたデータの作成・閲覧をしやすいソフトがないか探しているときに見つけたのがObsidianというツールでした。

Obsidian – Sharpen your thinking

結論から言えば今もまったく使いこなせてないのですが、とりあえず何か使ってみようと始めたのがデイリーノートです(ここでようやく冒頭の話につながります・・・)。

続けるためにはハードルをできるだけ下げる

毎日何があったか振り返る作業、つまり日記をつけるといった類いのものは、いわゆる「三日坊主」になりやすいことの筆頭です。

続けるためには、書き始めるまでのハードルをできるだけ下げる必要があります。

Obsidianのデイリーノートは日記を書くためのものというよりも、その日のタスクなどその日に関連する情報を集めるものですが、設定をすればObsidian起動時にその日のデイリーノートを自動的に開くことができます。

設定をしたObsidianを起動した直後の状態

書こうと思ったときにアプリを起動すれば、日記のその日のページが自動的に開くような感じです。

このように設定しておくことで、書き始める前の準備作業を極力減らすことができます。

続けるためのもう一つのポイントは

「とりあえずその日に起きたことさえ書けばいい」

としている点です。

日記は「事実」と「感想」にわけて書いた方がいいといった意見もありますが、細かいことは気にせずにその日にあったことをつらつらと書いてます。

もちろんそこで感じたことがあれば付け足しますが、あえて自分に強制はしていません。

その日起きたことややったことを書くだけでも

「今日はあまり何もできてないな」

とか

「今日は頑張ったな」

など色々と感じるものです。

日によってはモヤモヤ・イライラする出来事があったりするわけですが、とりあえず起きたことを文字に落とし込む。

文字に落とし込んだからといってモヤモヤ・イライラが消えるわけではありませんが、文字にすることで多少は客観的に眺めることができます。

100%とはいわないまでも、その日に起きたことをある程度自分の中で消化して次の日に臨む準備ができます。

他にもその日の出来事を振り返っていると

「あ、これブログネタに使えるかも」
「あ、これタスクとしてやらないと」

といったことも出てきます。

そうした場合はそれぞれの記入すべき場所に書き込んでおくわけです。

こうした効果が見込めるのですが、やはり大事なのは淡々と続けること。だからこそ、続けるためのハードルはできるだけ低くしておくべきでしょう。

広告

データは一箇所に固めておくべきか?

ということで現状日記的なものを書くためにObsidianを使っているわけですが、仕事に使うデータはNotionにあって、デイリーノートはObsidian(というかフォルダ内のマークダウンテキスト)として保存している状態です。

ここで、データとしては一箇所に固まっていた方がいいかどうか、つまりNotionの中で日記的なものも書いた方がいいんだろうかという悩みはあります。

ただ、あくまでその日の振り返りのためにやっていることで、そこで気付いた「やるべきこと」などはNotionなどに書き込んでいきますので、デイリーノート自体をデータとして活用する可能性は低いだろと考えています。

であれば、今のまま続けてもいいんじゃないかと。

「日記なんて続かないよ」という方も多いと思いますが、こんな書き方もあるということで参考になれば幸いです。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
広告