ブログなりメルマガなり「書く」という作業を続けていますが、当然「書きたくない」という気分になるときもあります。そうした状況を乗り越えて書き続けるための環境づくりについて考えてみます。
書きたくないという日も当然あります
現在、ブログについては木曜日と日曜日に更新、メルマガは月曜日の朝に発行しています。
前日には骨子をだいたい決めておいて、当日(メルマガは前日)に最終的な文章に落とし込みます。
ただ、最近は文章に落とし込む段階で
「書きたくない・・・」
「最終的な文章に落とし込むのが面倒」
と感じることが増えてきました。
年齢のせいで気力がなくなってきたのか、たまたまそういう気分の時期なのか、それとも書くことに飽きてきたのかよくわかりません。
改めて確認したところ、ブログの定期更新を始めたのが2019年2月で3年半ほど定期的に書き続けています。
長い目で見れば「中だるみ」のような時期かもしれないと思いつつ、「書きたくないな」と感じたときに書き続けるにはどうしたらいいか少し考えてみたいと思います。
書かざるを得ない環境を自分で作る
「書く」とひと言で言ってもいろいろありまして、お金をもらって文章を書くのであれば
- 締切りがハッキリと決まっている
- お金をもらっているというプレッシャーがある
- きちんと対応しないと先方に迷惑がかかる
など書かざるをえない強制力がいろいろと働きます。
自然と書かざるを得ない状況になりますので、自分で環境を整える必要はあまりないでしょう。
(もちろんお金をもらっていても、「書くのしんどい」というケースはありますが)
その一方で、無料のブログやメルマガの場合、書かなかったとしても他人にそれほど迷惑をかけるものではありません。
特にブログは登録して読んでもらっているものでもありませんから、黙って更新をやめたとしても特に問題はないです。
ではそういったケースで書き続けるためにはどうするか。
私がやっていることのひとつは、書く時間帯を固定すること。
主に午前中に書くことにしていますが、その時間帯は一切予定は入れず、文章を書くための時間としています。
続けていると習慣となってくるもので、その時間帯に
「書きたくない」
と感じたとしても、午後には別の予定がありますから、その時間帯になんとか書き上げてしまえるものです。
とはいえ、習慣というのは「自分との約束」ですから、破ろうと思えばいくらでも破ることはできます。
そこで、もう一つのポイントして
「他人の目を意識する」
ということが挙げられます。
3年以上継続して書いていると、多かれ少なかれ書いた文章に対して反応をいただくことが増えてきます。
そうなると、自然と自分の書いた文章について「読まれている」という意識が芽生えてきます。
「お前のブログの更新タイミングなんて知らん」という人がもちろん大多数ですが、定期更新していることを認識している人もいます(実際、ブログ等でも更新タイミングについては何度か触れますし)。
こういう意識を持つようになると、更新しないことにより
「あ、あいつ週2回更新するって言ってるのに書いてないじゃん、クスクス」
とか思われるんじゃないかと考えてしまうわけです。
そんな風に思われるのはちょっと癪なので、なんとか頑張って更新タイミングは守ろうと(少し被害妄想入ってますが・・・)。
ちょっとひねくれた私の性格によるところもあるかもしれませんが
- 文章を書く時間帯を固定
- 更新タイミングを宣言することにより第三者にみられているという感覚
の2点が、今のところ私が書く上での強制力になっています。
上達するには「量」をこなす
「無料で公開する文章なんて書き続けても意味ないんじゃないか」という意見もあるかもしれませんが、こうやって書き続けていると、いざ「書いて欲しい」と依頼されたときに「書く」ことに対して心理的な抵抗がありません。
また文章に限りませんが、「量」をこなすことでスキルは上達します。
逆に言えば、「量」をこなさないといつまで経っても自分の文章はよくなりません。
私の今の文章が、人を魅了するものであったり、特段読みやすいレベルに到達しているとは思いませんが、それでもここまで書き続けなかったら、今のレベルにすら到達していないはずです。
「文章を書きたいけれど、継続できない」という人は、自分なりの書かざるを得ない強制力が働く環境を作りましょう。
「書こうとは思うんだけど、文章が頭の中に浮かんでこない」
はい、当然です。私を含めて凡人はアタマをひねって無理矢理にでも文章にしないと、いつまでたっても書けません。
「文章が書けない」という悩みについては「とにかく書く」しか答えはありません。
「書けない」と悩んでいる時間を、文章をひねり出す時間に少しでも変えていきましょう。
投稿者
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大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。
40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。
中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。
現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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