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今年の2月頃から、定期的にブログを更新するようにしています。ブログを書き続ける意味について、改めて考えてみたいと思います。

アウトプットは意識しないとなかなかできない

定期的に更新をしようと考えたきっかけは、アウトプットの場が圧倒的に足りないと感じていたためです。

情報収集や知識のアップデートは、皆さんもされていると思いますが、この得た知識を使うという場面は、意識的に作らないとなかなかできません。

税金については、そもそも知識がないと問題に気づかないというリスクがあるため、常に知識の吸収・アップデートが欠かせないという面がありますが、そうした知識も使うことなく放置しておくと、忘れていってしまうかもしれません。

また、「自分が考えていることくらい、自分できちんと理解できている」と考えがちですが、いざ文章にしようとするとうまくまとまらない、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自分の頭の中にある考えや思いを、紙やパソコン上で言語化するまでの間には、かなり大きな壁があると感じています。

そのため、この言語化の訓練としてもアウトプットの場を、意識的に作る必要があると考え、その場としてこのブログを活用しようと決めました。
(ちなみに今のところ、木曜日・日曜日に更新予定としています。あくまで予定ですが・・・)

そしてこれってある意味、定期的な脳の「デトックス」みたいなものでもあるかなと思ってます。

今の時代、次から次へと頭の中に情報を詰め込んでしまいがちですが、使わない・活用できない情報ばかりになると、それが毒素のようにたまってしまい、本当に必要なことが頭の中で整理できない状態。

そうした頭の中の情報を整理して、外に吐き出すためのアウトプットの場を持つことは、脳をすっきり整理させることにつながり、次のインプットへの準備につながるのではないかと、そんな風に考えています。

結局は自己満足のために書いている?

ただ、このように書いてしまうと、「自己満足のために書いているのか?」ということになってしまいますが、それだけではありません。

そもそも自己満足のために、自分の好き勝手に書いているだけでは、誰にも読まれず、モチベーションが続かなくなり書き続けることはできません。

そこはやはり頭の整理をしながらも、読んでいただける文章を書くという視点は欠かせません。そういう意味では、文書を書く練習もしながら書いているという側面もあります。

また、いろいろ困ったことがあると、ネットで調べることがいまや当たり前となりましたが、そうしたときに役に立つのは、一般論よりも個別具体的な事例について書いてあるもののほうが多いのではないでしょうか。

そう考えると、自分が経験したことや、困ったときに調べて対処した内容などをまとめておけば、将来同じ問題に直面した方のお役に立つ可能性もあります
( 忘れっぽい自分にとっての備忘録という意味もありますが・・・)

それと、いつもネットで調べて助けてもらっているので、そのお礼として自分の知っていることくらいはネット上にまとめておこう、という気持ちも少しあるかなと。

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それでも誰かに届くとうれしいもの

少しでも良いブログ記事を書けるようにと、昨日も京都の税理士さんが開催されたブログセミナーに参加させていただきました。

技術的な内容についても興味深く聞かせていただいたのですが、何のために書き続けるかというお話もあり、自分に当てはめて考え直してみたのが、今回の記事です。

そんなことを考えながら懇親会に参加すると、参加者のお一人から「加藤さんですよね、ブログ読んでますよ。」と声をかけていただきました。

初対面の方からそのようにいわれるのは初めてだったため、最初少しうろたえましたが(笑) 、そのようにいっていただけると素直にうれしいものです。

コメント欄を準備して、そこで反応を見るという方法もあるのですが、管理が大変なため当初からコメント欄は使っていません。

そのため、自分が書いた記事に反響があるかどうかは、アクセス数で見るしかないのですが、それではどのように受け取ってもらったかについてはわからないという問題があります。

今回は期せずして、直接反応をお聞きする機会を持つことができたのはうれしい誤算でした。

連絡はメール・チャット、買物はネット通販など、ネット上でいろいろなことが完結する時代になってきましたが、直接対面で人と話をする機会はやはり大切にしないといけないですね。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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