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ついつい口に出してしまう「忙しいから○○できない」という言葉。言わないためには何を変えるべきか、ちょっと考えてみたいと思います。

現在継続していることは過去の選択の結果

現在、習慣的に継続していることがいくつかあります。

例えばこのブログ。

もちろん事務所のホームページを見つけてもらうために、継続して発信しているという理由はありますが、仮にブログの更新をやめたとしても、誰かから文句を言われるわけではありません。

他には、Twitterで毎週月曜日に税務雑誌を読んだ感想についてツイートしてますが、これも別にお金もらってやっているわけではないので、いつやめたって構わないわけです。

ではなぜこうしたことを今も継続しているのか?

それは私自身が「継続する」という選択をしたからです。

ブログはもちろん宣伝としての効果も期待していますが、自分の頭を整理したり、文章を書く練習といった目的もあり、続けることに意味があると判断して継続しています。

Twitterの方は、税理士になるにあたり40歳からのスタートだったこともあり、他の税理士の方と比べて明らかに経験不足と感じていました。

そうした経験不足を少しでも埋めようと、目を通した記事の内容が少しでも自分の頭の中に定着するようにと書き込みをはじめたわけです。

誰かのために発信しているわけではなくて、自分の頭の整理のためにやっていますので、「自分のスキルアップのため」と判断して今も継続しています。

何かができていないのは自分の選択の結果

現在続いている習慣が、過去の選択の結果だとすると、今の状況は結局のところ過去からの自分の選択の積み重ねということになります。

「○○したいけれど時間がなくてできない」と言ってしまうとき、自分が置かれている環境のせいだと考えてしまいがちですが

「○○する」

という選択をしなかった自分が原因というわけです。

例えば

「旅行に行きたいのに、仕事が忙しくて行けない」

というとき、その原因は仕事の忙しさでなくて

「旅行に行く」

という選択をしなかった自分に原因があります。

もちろん本当に仕事が忙しくて物理的に時間がとれないケースもあるとは思いますが、そうした環境に身を置いているのは自分が選択した結果です。

今ではこういう風に考えることができるようになりましたが、私も会社員だった頃は、常に「時間がないから○○できない」と感じていました。

実際そういう働き方をしていましたし

「周りが忙しそうなのに自分だけ先に終わるのは申し訳ない」

「組織が大きいから自分では変えようがない」

「今の状況はどうしようもない」

と考えていました。

今になって考えれば、人目を気にせずさっさと帰ることもできただろうし、自分の周りだけでも変える方法はあったと思います。

さらに言えば会社を辞める選択もあったはず(最終的には、本当に会社を辞めたわけですが・・・)。

ついつい環境のせいにしてしまいますが、現在の状況は積極的か消極的かは別として、自分が積み重ねてきた選択の結果であることに変わりはありません。

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選択の意思表示として先に時間を確保する

では状況を変えたいと思ったならば何をすべきか?

自分の「選択」を変えるしかないのですが、もう少し具体的な方法としては

「予定を先に押さえてしまう」

ことを意識してやっています。

先ほど例として挙げたケースでいえば

  • ブログを書くために木曜日と日曜日の午前中に2時間
  • Twitterで投稿するために月曜日の夕方に雑誌に目を通す時間

を確保する前提で生活しています。

この時間帯には、他の予定は原則入れません。

自分が選択したことの意思表示として、カレンダーでその時間帯をブロックしています。

ブロックした以上は他の予定より優先する、と決めることで継続できているわけです。

以前は「アレができない、コレもできない」と焦ることが多かったのですが、最近は

「できていないのは自分の選択の結果、不満なら自分の選択を変えればいい」

と考えられるようになり、だいぶラクになりました。

もし「やりたいことはたくさんあるのに、時間がなくてなかなかできない」と感じているのであれば、少し考え方を変えた上で時間を先押さえしてみてはいかがでしょうか。

ちょっとした考え方と行動の変化で、できることが少しずつ増えるかもしれません。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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