自分がやろうと決めたことであっても、長期間継続してやり続けるのは難しいものです。決めたことを継続するためにはどうすべきか、考えてみました。

同じことを続けるのは意外と難しい

Twitterについては、そんなに長い時間見ているわけではないのですが、

「そういえば、以前よく見かけたけど、最近あの人見かけないな」

と思うことが時々あります。

目に飛び込んでくるのは継続している方達がほとんどのため、普段はあまり意識しないのですが、SNSであっても、継続するのは結構難しいんだろうなと。

また、個人的には情報インプットのため「月10冊の読書」というノルマを課しているのですが、実はこの半年ほど達成できていません。

何か理由があってということでもなく、なんとなく読書が進まないという状況が続いていて、自分が決めたことであっても続けることは本当に難しいと、最近実感しています。

自分でやろうと決めたけど、いざ始めるとなかなか続かない。こうした状況を変えるためのポイントは「習慣化」です。

続けるための秘訣は「習慣化」

自分が決めたことを継続するにはどうすればよいか?

大きな目標を掲げるか、やらざるを得ない状況に追い込むか、それともエサで釣るか?

一番よい方法は「習慣化」することです。

「なぜそれをするのか?」など理由を一切考えず、淡々と続ける。これが何かを続ける理想の状態でしょう。

多くの方は「なぜ歯を磨くのか?」「なぜ毎日3回食事をとるのか?」なんて考えずに、時間が来たら自然と始めます。

「習慣化」というのは非常に強力です。自分の習慣にしてしまえば、無理することなく続けることができます。

問題は、習慣として定着するまでが難しいという点。定着するまでの最初の段階は、正直なところしんどいものです。

この部分だけは、何らかの手段・方法を使って乗り切る必要がありますが、個人的にオススメなのは、「周囲に宣言する」という方法です。

宣言された方は「ふーんそうなんだ、頑張ってね。」くらいでしか聞いていませんが、宣言した方は意外と気にするものです。

「あんな風に周りに宣言したのに、何もしていないのってなんかカッコ悪いな。」と感じて、行動するきっかけになります。

実は、最初のところで、「最近月10冊の読書ができてない」と書いたのも、ここに書いて自分を追い込むためです。

もちろんここに書いたからといって、誰も読まないかもしれませんし、読んでいただいた方もまったく気にしないでしょう。

それでもここに書くことで、「なんとかしなきゃ」と自分を追い込むために書いています。

ネットに書くか、周りの人にだけ言うか、やり方は色々ありますが、軌道に乗せて習慣化するために、こうして宣言することには一定の効果があります。

「習慣化」できたものの数で将来が変わる

長く続けることは難しいと書きましたが、「習慣化」できるとそれは自分にとっての「当たり前」になります。

自分にとっての「当たり前」が増えるということは、自分が意識せずに難なくできることが増えるということ。つまり自分ができることが増えるということです。

自分ができることを増やすために、「習慣化リスト」という自分の習慣にしたいことのリストを作っていて、このリストに毎月一つ新しい習慣を追加することにしています。

例えば、「ブログを週2回更新する」というのもこの習慣化リストに入れています。

もちろん続けられずに失敗してしまったことは数知れず、何ヶ月か後に再挑戦ということで改めて追加したことも多々あります。

それでもこうして「習慣化」するための機会を定期的に持つことで、自分ができることを増やしていこうとしています。

「習慣化」を通じて自分のできることを増やす仕組みを持つことで、将来の自分ができることを一つでも増やせればと。

ちなみに、この「習慣化」するということ、これって才能なのかどうか。

一つの才能だといえるでしょうが、決して先天的なものでは無いと思ってます。

誰でもやろうと思えば身につけられる才能。その才能を活かせばできることが少しずつ増えていくとても強力な才能。そんな風に考えています。

「いろいろ手を出すんだけど、いつも続かないんだよな」という方、とりあえずどこかに書いてみて、1ヶ月後に見直してみる。そんなところから始めてみませんか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち、7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。