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自分に対して書く機会を強制的に設けることについてのメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

毎週定期的に書いているもの

現状、自主的にかつ定期的に公表している書きものとしては

  • ブログ:週2回
  • メルマガ:週1回

があります。

一応自分に無理なく続けられるペースということで、この頻度で数年間続けています。

こうした書きものについては、誰かから強制されているわけでもありませんし、お金をもらっているわけでもないので突然やめたとしてもクレームを受けるものではありません。

自分で自分に強制する形でこうした書く機会を作っています。

ではなぜわざわざこんなことを続けているのか?それは個人的にメリットがあると感じているからです。

そこで今回は定期的に書き続けることのメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

定期的に書くことのメリット・デメリット

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定期的に書くことのメリット

定期的に書き続けることのメリットとしては

  1. 自分が考えていることやできることについて提示する「商品サンプル」になる
  2. 書く仕事の依頼を受けたときに対応しやすい
  3. 普段からネタ集めのためにメモを取る習慣ができる

といったものが挙げられます。

1.  自分ができることの「商品サンプル」

税理士といったサービス業の場合、どんなことができるか伝えるのは中々難しいものです。

ホームページなどでいろいろ打ち出すものの、それだけでは伝わらないこともよくあります。

ブログ記事をキッカケにホームページに来てもらった場合、ブログに書いてある内容については

「このトピックスについては、この人はある程度知っているはず」

と理解した上で来てもらえます。

このように、形のない「サービス」を提供する上での「商品サンプル」になっていると考えています。

2.  書く仕事に対応しやすい

普段からいろんな文章を書いていると、記事などの執筆依頼を受けたときに対応しやすくなります。

具体的には

  • 普段から考えていることをまとめる・再構成することで記事が書ける
  • ○千文字でといった形で依頼を受けたときにボリュームをイメージしやすい
  • 普段から書いていると書くことに抵抗が少なくなる

といったメリットが挙げられます。

やはり普段から考えていないことを書くとなるとかなり大変です。

もちろん一から調べて書くこともありますが、普段から考えていることが多ければそれだけ対応できる範囲が広くなります。

依頼を受けやすいのは「商品サンプル」を提示しているケースが多いので、書けることについて依頼をもらうことが多くなります。

ボリュームについてイメージを持っておくことも大事です。

例えば普段ブログは約2千文字程度でまとめていますが

「1万文字で書いてください」

と依頼された場合に「ブログ記事5本分」といったイメージを持てると書く準備がしやすくなります。

また普段から定期的に文章を書いていると、書き始めることへの抵抗が下がります(無いとはいいません)。

「気合いを入れて書かないと」という気負いは普段書いていない人よりも低いでしょう。

3. メモを取る習慣

定期的に書いていると悩むのが「何について書くか」です。要するに「ネタ」ですね。

私はいきなりその場で書くことを思いつくタイプではありませんので、普段から気付いたことや記事にできそうな内容はメモを取って残すようにしています。

普段から「何かないか?」という視点でものごとを見ていると、意識せずに見ているときと比べて「気づき」は多くなるものです。

定期的に書くことはもちろんプレッシャーではありますが、それによりこうした意識を持てるというのは大きなメリットです。

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デメリットはないのか?

いいことだらけに見える「定期的に書く習慣」ですがもちろんデメリットはあります。

それは「時間がかかること」です。

慣れてきたとはいえ、ブログ記事を一本書くのに準備も含めていまだに2時間程度かかります。

2時間×2回/週×52週=208時間

となりますので、年間約200時間をブログを書くために使っていることになります。

先ほど挙げたメリットが、これだけの時間を使うだけの価値があるかどうかですが、私はあると考えて今も続けています。

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文章にしないと考えはまとまらない

書く機会を定期的に設けている理由は実はもう一つあります。

アタマの中で

「あ、なんかスゴくいいこと思いついたかも」

と思ったとしても、いざ文字にしてみると

「全然大したことなかった」

という経験はありませんでしょうか?

アタマの中で思いついたことは文章にまとめる過程で、考えとしてまとまると考えています。

アタマのなかでイメージしていたことと、最終的に文章にまとまったもののが微妙にズレている(=まったく同じではない)ということは、私の場合頻繁に起こります。

つまり書かないことには本当の意味で「自分の考え」として自分の中に定着しないのではないかと。

そのため文章にまとめるという機会を持っておかないと、そもそも自分の考えとして形にならないということで定期的に書く機会は必要だと考えています。

ブログといった形で公表するかどうかは別としても、日記やメモといった形で書く機会を作ることはメリットのある行為です。

今回もこうやって文章にまとめることで

「こんなメリットも考えられるな」

と「自分の考え」として定着していくわけです。

というわけで、みなさんも定期的に書く機会を作ってみませんか?

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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