個人的に利用するデジタルツールを選ぶ際の基準を何にするべきか。「心地よさ」で選んでもいいんじゃないかというお話です。

人とは少し違ったツールを選びがち?

仕事やプライベートでさまざまなデジタルツールを使っています。

そうしたツールについて、あまり他の人が使っていないツールを選ぶこともあります。

例えばマインドマップについては以前取り上げたAyoa

他に最近試しているものとしてScrapbox

どちらも結構昔からあるツールなので

「他の人が使っていない」

と書いてしまうと実際に利用されている方達から怒られそうですが、メジャーなツールと比較したときに取り上げられることが少ないという意味なのでご容赦ください・・・。

マインドマップを作成する場合、X-Mindとかの方が使っている方多いんじゃないかと思います。

Scrapbox自体は結構昔からあるサービスで、実はかなり前にアカウント登録はしていたのですが、当時は使い途が思いつかずにそのまま放置。

最近になってEvernoteにいろいろと放り込んで来たメモを後から活用できていないのをなんとかしたいなと思うようになり・・・

そんなことを考えていたときに、メモの管理をScrapboxで行えば自分が考えたこと・感じたことなどをあとからつなげたり、活用できるんじゃないかということで現在お試し中です。

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選ぶ基準は使っていて「心地よい」かどうか

こうしたツールを選んだ理由ですが、ひと言でいうと

「使ってみて心地よかったから」

なんです。

なぜそう感じるのかというと、例えばAyoaだとマインドマップを作る際に

「オーガニックマップ」

というマップを選ぶことができます。

これで作ったマインドマップってこんな感じになります。

中心テーマ(この図でいえば「ブログ記事用」)から延びる線が手書きのものに近くなっていて、その点が使っていて心地よく感じます。

一般的なマインドマップ作成ツールでは、この線が直線もしくは図形的な曲線になっているものがほとんどです。

この手書きに近い曲線を使って作ったマインドマップを見たときに気分がいいんです。

「えっ、そんな理由で選ぶの?」と思われるかもしれませんが、そんな理由で選んでます。

Scrapboxについてはメモを作成してハッシュタグを入れることが多いのですが、途中まで言葉を入力すると既に使われているハッシュタグが候補として表示されます。

さらにそのハッシュタグを選ぶと、関連するメモが下に表示されるという仕組みです。

こうした機能であれば

「Notionでも似たようなことできるんじゃないの?」

という意見があるかもしれません。

Notionはデータベースを管理するという点ではよくできたツールですし、私も仕事用の定型的なデータを管理するために実際に使っています。

でもイメージとしては「お堅い」んです。

単に使いこなせていないだけかもしれませんが、「使いこなさなきゃ」と考えないといけない時点でしんどいと感じてしまい私にとっては心地よくない。

「メモなのでもっと自由に発想したい」と考えたときにはScrapboxの方が私にとっては快適だったということです。

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ストレスが少ない方が長く使い続けられる

組織で多くの方が使うツールを選ぶ際に、選んだ人が「心地よく感じた」なんて基準で選ぶと怒られると思いますが、個人で使うツールであれば他人の意見を気にする必要はありません。

「心地よい」ということは、そう感じる本人にとって「ストレスが少ない」ということ。

モノを選ぶときに、性能はこっちの方がいいのでということで見た目が少し気に入らないものを選んでしまい、あとで後悔したことってありませんか?

感情的に気に入るかどうかというのは、選ぶ入口としては大事なことです。その方が結局は愛着がわいて長く使い続けられます。

今回ご紹介したツールはどちらかといえば「発想」するために使うツールとなっています。

そのため「感覚的に使いやすい」「使っていてストレスを感じない」という点を重視している部分もあります。

業務上のデータベースを管理するといった目的の場合には、逆にキッチリとしたツールを使った方がよいことも多いとは思います。

とはいえツールを選ぶ際に最後にどれにするか悩んだら素直に自分の

「こっちの方が使っていて気分がいい」

という直感に従ってみればいいのではないでしょうか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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