ブログも一つのアウトプットですが、アウトプットにつながりやすいインプットとそうでないものがあります。どこからその違いが生じるのか少し考えてみたいと思います。

書きたいことが「あるとき」と「ないとき」

ブログに書く内容は前日の夜に大まかに決めておくことにしていますが、

「アレも書きたいし、コレも書きたい」

という日もあれば

「なーんか、書きたいこと何もないな・・・」

という日もあります。

この違いどこから来るかというと、前回のブログ書いた後の行動が大きく影響しています。

事務仕事が重なって、決まり切った仕事ばかりしているようなときは大体ダメですね。「あー書くことない!」という状態になります。

つまり「書きたい!」という刺激をうけるインプットができているかどうかがポイントとなるわけですが、ではどんなインプットをすれば「書きたい!」という気分になるのか。

今まであまりきちんと考えてなかったので、一度言語化してみようかと思います。

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アウトプットを刺激するインプットとは?

そもそもブログを何のために書いているかというと、実は自分の備忘録的なところがあって、税金のことやソフトなどの使い方について調べたときに、

「調べた直後で理解の高まっている今まとめておかないと、あとで忘れてしまってまた調べないといけないかも」

と思って書いていることが実は結構あります(自己満足なブログでスミマセン)。

なので「アレってどうやるんだっけ?」と思ったときに、自分のブログ探してやり方を確認することって実は意外と多いです。

一方で、普段から読書をしていますが、これもいってみれば新しい情報を得ようとするインプットですが、特に目的もなく読んでいると「アウトプットしたい」という気持ちにはなりません。

やはり「目的を持って自分が新たに調べたこと」が、アウトプットを刺激するインプットとなります。

同時に自分のためだけにまとめているということでもなくて、調べる中で

「コレって気付いてない人が多いんじゃないか」

とか

「この部分ってもしかして誤解している人がいるかも」

とか

「この情報は必要としている人が多いかも」

といった内容があれば、誰かのお役に立てるという意味で情報発信しておこうというのも「書きたい!」と思う要因の一つです。

なので、簡単にまとめると

  • 書きたい気分になるインプット
    1. きちんと目的を持って調べた内容
    2. 自分があとで参照するだろうと感じた内容
    3. 発信することで誰かの役に立つ可能性があると感じる内容
  • 書きたい気分にならないインプット
    1. 目的を持たずに行うインプット
    2. 発信しても役に立ちそうもない内容(この判断は実は結構難しいですが)
    3. そもそもインプットができてなくてルーチンばかりしている

といったところかと。

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アウトプットを元にインプットの質を評価する

アウトプットを刺激するインプットってどんな内容か少し考えてみましたが、「書きたい!」という気持ちがあるということは、逆にいえば目的を持った良質なインプットができている証拠ともいえます。

「書くことないな」と感じる時は、ほとんど事務作業に追われて新しいことが何もできていません。

そういう意味では、ブログの内容を決める前日の時間は、良質なインプットに時間を割けているかなど自分にとって時間の使い方を点検するタイミングになっています。

アウトプットの状況をみながらインプットの質を評価するという考え方、個人的には悪くない方法だと思っています。

ただ、この方法を使うにはやはり「アウトプットする場」を確保することが前提です。

「インプットの質が確保できているか心配」という方であれば、まずアウトプットする場を確保する・増やすといったことから始めてみてはいかがでしょうか。

なお以下余談ですが、ブログのアウトプットとして「自分が書きたいものを書く」というスタンスについては常に悩みはあります。

「自分が書きたいもの」=「世の中の人が求めているもの」

という状況が理想ではあるものの、なかなかそうはなりません。

あまりに「自分が書きたい」にこだわりすぎると、単なる自己満足なブログで終わってしまいます。

読んでいただく方がいなければせっかく書いても書いた内容の価値が下がってしまいますので、「自分の書きたいこと」と「世の中が求めるもの」のバランスについては注意しつつこれからも書いていこうかと、記事をまとめながら思った次第です。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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