先日子ども用に格安スマホを購入しましたが、Googleファミリーリンクの設定に苦労しましたので、少しまとめておきます。

小学生に格安スマホを買ってみた

小学生の子どもが使っていたドコモのキッズケータイの調子が悪くなってきたため、修理に出すか買替えるか悩んでいました。

しかしよくよく考えると、家族との連絡にしか使わないのに、わざわざキッズケータイを持つ必要もないかと思い、当面はLINE電話で十分だろうと判断し、格安スマホに買替えることにしました。

LINE電話を使うことからLINEモバイルに申込むことにして、データ通信SIMと一番安いスマホを同時に購入。

ちなみにLINEアカウントを取得する際には通常電話番号が必要となりますが、LINEモバイルのデータSIMの場合、

  • データSIMに電話番号が付与されている
  • 認証番号は、契約時に記入したメールアドレスに送られる

ということで、SMS機能なしのデータSIMであっても、LINEアカウントを取得することが可能でした。

LINEモバイルでLINEアカウントを作成しよう | LINE MOBILE 公式ブログ

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Googleファミリーリンクの設定に苦戦

端末とSIMが手元に届いた後、初期設定をしたわけですが、LINEモバイルからは、

18歳未満の方が利用者となる場合、保護者からの申し出がない限り、フィルタリングサービスの利用が法律上義務付けられています。

という案内が来ていたため、フィルタリングソフトをインストールして有効化しました。

ところがこれがあとで、トラブルを引き起こす原因となってしまいました。

結論から先に申し上げますと、

  • Googleファミリーリンクとフィルタリングソフトは併用できない
  • 13歳以上と13歳未満では、Googleファミリーリンクのインストール方法が異なる

という2点がポイントとなります。

ちなみにGoogleファミリーリンクというのは、簡単にいえばAndroidのスマホなどで利用を制限するためのアプリとなり、13歳未満の子どもにGoogleアカウントを作ろうとすると必ず必要となるようです。

Google ファミリー リンク – ホーム

フィルタリングソフト導入後に、子ども用のGoogleアカウントを取得して、その流れでGoogleファミリーリンクを設定しようとしたのですが、設定の途中で突然画面が落ちてしまい設定を完了できません。

アプリの不具合かと思い、GoogleAppストアからGoogleファミリーリンクアプリをダウンロードしたりしましたが、ダウンロードしたアプリで設定しようとすると、先ほどとは異なる設定画面が出てきたりして、設定を完了させられません。

お手上げとなりネットで検索して調べていると、Googleのサポートと連絡が取れましたので確認したところ、

  • フィルタリングソフトが有効だとGoogleファミリーリンクの設定が完了できない
  • 13歳未満の場合は、AppストアからダウンロードしたGoogleファミリーリンクアプリは使えない

という回答を得られました。

13歳未満の時のアカウントの説明は、以下リンク先にあるのですが、回答していただいたような情報は特に記載されていません。

Google ファミリー リンク – 保護者の方へのお知らせ

結果的に、フィルタリングソフトを無効化して、Googleアカウントの設定からやり直して無事設定を完了させることができました。

ただ、

  • Androidスマホをまともに使おうと思うと、Googleアカウントは必要
  • 13歳未満だとGoogleファミリーリンクを入れないといけない
  • さらに法律上フィルタリングソフトも導入が必要
  • だけどGoogleファミリーリンクとフィルタリングソフトが共存できない

ということで、ちょっと中途半端な印象です。

Googleファミリーリンクがフィルタリングソフトの代わりになるのかどうか、調べてみたのですが、正直判断が付きません。

フィルタリングソフトを無効化した使い方が、法律上問題ないかはご自身で判断いただくしかないかな、と思います。

なおこのファミリーリンクですが、導入すると親のスマホのアプリから、

  • 使用するアプリの制限(アプリ毎に1日の使用時間制限や使用不可など)
  • アプリをどれくらいの時間使ったかの確認
  • 位置情報の取得
  • スマホのロック
  • スマホの使用時間の上限設定(曜日別)
  • 使用不可の時間帯の設定
  • Playストアでの購入制限

など細かい設定が可能です。

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子どもにはいつからIT機器を使わせるか?

今回小学生の子どもにスマホを持たせたワケですが、昔と違って今は、「小学生にスマホなんて」という意見はあまりないと思います。

とはいえ、子どもにいつからこうした機器を使わせるかというのは、古くて新しい問題ではないかと。

個人的には、

「いつかは使うことになるんだから、親が適切な制限をかけた上で、早いうちから使わせればいい」

と思っていますが、

「視力が悪くなる」「機械ばかり触って友達と遊ばない・勉強しなくなる」「下手に持ち歩くと友達とのトラブルの元になる」

など、いろんな意見はあるでしょう。

でもやはりいつかは使うことになるわけですから、早めに与えてきちんと使い方・向き合い方を教えるのも親の仕事かな、と。

今回スマホを与えた子どもは、プログラミングを習うために、既にお古のパソコン与えてますので、今さらスマホごときで騒いでも、というのもありましたが。

さて、この記事を読んだ皆さんは、どんなご意見でしょうか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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