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最近話題のQRコード決済によるキャッシュレス。10連休中に試してみましたので、感想などまとめておきます。

キャッシュレス化は、プラスチックカード型の決済手段で実現すると思ってました

以前キャッシュレスに関連して、下記のような投稿をしたことがあります。

このときは、デビットカードやプラスチックカード型の電子マネーが普及して、キャッシュレスが実現していくと考えていました。

当時もおサイフケータイなどはありましたが、日本の中で独自に進化しているものというイメージがありましたので、そこまでスマホ決済が広がるとは思っていませんでした。

しかしながら、AppleやGoogleがApple PayやGoogle Payといったスマホでの決済手段を準備し、それに加えてQRコードによる決済方法が急速に増えたことにより、スマホによる支払いがキャッシュレス決済の主役に躍り出ました。

私自身Apple Payによる支払は、既に使っているのですが、QRコード決済は最近までまったく使っていませんでした。

PayPayの100億円キャンペーン(第一弾)で盛り上がっているときに、一瞬使ってみようかと思いましたが、「盛り上がりすぎてるので逆にやりたくない」というあまのじゃくな性格が災いして結局は見送り。

QRコード決済はもういいかと思っていたのですが、ある方から「今の時代LINEくらい、ちゃんと使えるようになっておくべき」と言われ、とりあえずこの連休中にLINE Payを試してみることに。

LINE Payでいろいろ支払いしてみた感想

登録方法などの詳細は、ネットでご確認いただくとして、スマホのLINEアプリからLINE Payの登録と銀行口座の登録を行い、銀行口座からLINE Payに金額をチャージして、さらにLINE Payアプリをインストールして準備完了。
(なお、今回はAndroidスマホにインストールしています。)

LINE Payは後払いではなく、事前に支払に使う金額をチャージしておく必要があります。

今回試してみた支払は、次のようなものです。

  • コンビニでの支払(ローソン・ファミマ)
  • ネットショッピングでの決済
  • Google PayにLINE Payを登録してQUICPayとして支払

使い方もよくわからないうちに、とりあえずコンビニに買い物に行ったのですが、とりあえず「支払はLINE Payでお願いします」と店員さんに。

LINE Payのアプリを立ち上げて、何か読み取りしないといけないのかと思っていると「画面のバーコード見せてください」と言われ、店員さんがバーコードを読み込んだら、あっけなく支払終了。
(これが「コード決済」といわれる方法になります。)

次にLINE Payに対応しているネットショップで買い物をしてみました。

ネットショップから指示されたサイトに飛んで、そこの指示通りに処理したのですが、何度やっても決済完了と表示されず、LINE Payの残高も減りません。何度かやっているうちに決済完了まで行ったのですが、原因はわからずじまい。
(スクショを取り忘れてしまって、詳細説明ができません。スミマセン。)

ネットショッピングで対応しているお店も多くありませんので、LINE Payで支払するのは現時点ではあまり実用的ではないかもしれません。

3つ目の支払方法ですが、いろいろ調べていると、Google PayにLINE Payを登録すると、スマホをかざすだけで支払できるとのこと。

登録してLINE PayをGoogle Payのメインカードに設定してから、カフェに入り、「支払はQUICPayで」と。

言ったあとに、スマホの電源も入れず、当然アプリも立ち上げない状態でリーダーにスマホをかざすと、画面にLINE Payでの決済完了画面が表示されて、あっけなく支払終了。

今回試した方法の中では、これが一番簡単でした。しかもQUICPayで支払できますので、LINE Payを使えるお店よりもはるかに多くの場所で使うことができます。

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キャッシュレス化が進むと、スマートウォッチが普及するのでは

今回QRコード決済を体験してみましたが、財布からカードを出すよりも、スマホで決済できる方が確かにラクだと感じます。
(カードだと、出すときに財布に引っかかったりしますので)

ただ昨年からApple Watchを使い始めて、時計をかざすだけの決済方法(Apple Pay)に慣れていると、スマホを取り出すのも少し面倒に感じます。

以前の小さなスマホであれば、胸ポケットなどに入れておいてすぐに取り出すことができましたが、最近の大型化の流れの中でカバンに入れておくことが増えてきました。

そうすると、

キャッシュレス化の流れが進む → サイフ代わりにスマホを持ち歩く → スマホをカバンから取り出すのが面倒 → スマートウォッチが普及する

という可能性もあるかなと思っています。
(そのためにはAndroid対応のスマートウォッチがもっと増える必要がありますが)

手元にiPhoneがなくても、Apple Watchだけで決済可能ですので、スマートウォッチさえ身につけていれば、サイフを持ち歩かずに済むという状況は十分に考えられます。

スマホが普及していった頃に、「スマホで時間がわかるから、腕時計をしなくなった」という話がありましたが、今後「スマートウォッチで大体対応できるから、スマホを取り出すことが減った」という状況にもなるかもしれません。

とにかく、食わず嫌いはダメですね。使ってみてから判断しないと。そんな風に反省させられる連休でした。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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