みなさんはご自身に関する記録をデジタルでどの程度残されているでしょうか?今回はこうした記録である「ライフログ」についてのお話です。

意外と記録している自分に関するデジタル記録

先日、かなり昔に買ったものをいくらで買ったか知りたくて、データが残っていないか調べていました。

調べながらふと思ったのが、以前と比べて自分に関するデータの記録が増えてきたなということ。

改めてどのようなデータを記録しているかツールと記録している内容を確認したところ、以下のものがありました。

  • 健康や体調に関するもの
    • Fitbit:日々の歩数、睡眠状態
    • 体組成計:体重、体脂肪率など
  • お金に関するもの
    • マネーフォワード(家計簿):家計簿(入出金履歴)
  • 読書
    • ブクログ:読んだ本を記録
  • 仕事
    • TaskChute:業務ごとの作業時間
    • Googleカレンダー:打合せなどの予定
  • 購入履歴
    • Amazonなどネットショップサイト:買い物の記録
    • 紙のレシート:スキャンしてフォルダに保存
  • 写真
    • Amazonフォト
  • その他
    • ブログ、SNS(X、Instagram)

ブログやSNSが記録かどうかという話はあるかもしれませんが、そのときに考えたことや感じたことを記録として残しているといえるのではないかと。

程度の差はあれ、誰しもこうしたものを記録されているのではないでしょうか。

そういえば、過去に海外に単身赴任していたときは、自分で作った夕食をスマホの食事管理アプリに登録してたこともありました。

アプリが使えなくなって、記録を見ることはできなくなりましたが・・・

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「ライフログ」って一体何?

こうした自分に関する記録は「ライフログ」と呼ばれることがあります。

「ライフログ」の定義をChatGPTに聞いてみたところ、次のような回答がありました。

ライフログ(Life Log)とは、個人の日々の活動や経験をデジタルデータとして記録・蓄積することを指します。ライフログには以下のような種類があります。

ライフログの種類 具体例 記録方法
身体活動ログ 歩数、心拍数、睡眠時間 スマートウォッチ、フィットネストラッカー
行動ログ 移動履歴、訪問した場所 GPS、位置情報アプリ
コミュニケーションログ 通話履歴、SNS投稿 スマホ、SNSアプリ
消費ログ 購入履歴、支出管理 クレジットカード履歴、家計簿アプリ
健康ログ 体重、食事記録、服薬管理 健康アプリ、IoT体重計
学習・読書ログ 学習時間、読んだ本 eラーニングアプリ、読書アプリ
仕事ログ 作業時間、タスク管理 タイムトラッカー、カレンダーアプリ

ChatGPTが挙げた項目について、私自身は割とまんべんなく記録しているな、と感じます。

実は「ライフログ」という言葉を初めて知ったのは、15年ほど前のことです。

手元にこの本は残っていませんが、15年ほど前に購入したとわかったのは、Amazonに購入記録が残っていたからです。これもライフログのひとつですね。

この本を読んだとき

「そんな細かい記録、いちいちとってられないだろう」

と思った記憶があるのですが、今回改めて見直したら、意外と記録していることに気付いたわけです。

Fitbitは腕につけているだけで、自動的に計測してスマホアプリに同期してくれますので、ほとんど手間はかかりません。

体組成計は、朝起きたときにアプリを起動して計測するといった手間はありますが、アプリと連携できるものを使っているため、表示された数値をわざわざ入力する必要はありません。

Amazonの購入履歴なんて、注文したら自動的に残るのですから、何も手間はかかっていません。

TaskChuteなど慣れないと大変なものもありますが、全般的に記録することに手間がかからないツールが増えたことで、こうしたことができるようになったのだろうと。

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ライフログを記録することのメリット

ライフログに関する話を聞いて、多くの人が感じるのが

「そんなもの記録して、意味があるの?」

という点ではないでしょうか。

個人的にはメリットを感じて記録しているのですが、記録があることで便利だと感じるケースが3つあります。

ケース1:過去の自分の行動(事実)を確認できる

先ほどのような

「この本っていつ買ったっけ?」

とか

「あの人に前回会ったのはいつだったかな?」

など自分が実際に行った過去の行動を確認したいケースは意外とあります。

こうしたときにデジタル記録だとすぐに見つけられますので、ライフログを残すひとつのメリットといえます。

ケース2:過去の自分の思考を振り返ることができる

ブログやSNSの投稿などは、過去に自分がどのようなことを考えていたかについての記録といえます。

折に触れてこうしたものを見返すと

「あのときはこんなことを考えていたんだ」

とその違いに驚いたりするものです。

これって形式は違いますが、いってみればデジタル版の「日記」としての役割を果たしているといえるのではないでしょうか。

過去の自分と現在の自分は「別人」といえるほど変わっているものです。こうした違いを確認できるというメリットがあります。

ケース3:生活のペースメーカーとして活用できる

例えば歩数記録については、定期的に確認することで

「今月はあまり歩けてない。運動不足だ。」

と認識できます。

体重の推移を確認することで

「最近少し食べ過ぎだ」

と自分が食べるものへ配慮をすることもできるでしょう。

仕事の作業記録については

「この仕事に時間をかけすぎている」

といった形で時間配分の見直しにつなげられます。

このように自分の生活のペースが崩れていないか確認することで、ペースメーカーとしての役割を果たすことができます。


今回「ライフログ」について取り上げてみましたが、メリットとして挙げたことができるのは、そもそもデータを記録しているからです。

私個人としては、最初から

「このように活用しよう」

と意気込んで記録を始めたわけではありません。

「何に使えるかわからないけれど、とりあえず記録できそうなものから記録してみる」といった感じで、興味のあるものから始めたらこのようになっていたというわけです。

記録をとることで意外な発見があったりします。

できること、興味のあることからで構いませんので、自分に関する記録をデジタルで残してみませんか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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