「習慣」として一度身につけば続けることは楽になりますが、「習慣」になるまで続けるのが大変です。習慣化する際に意識していることについてまとめてみます。

「習慣」にしてしまえば簡単にはやめられない

このブログもそうですし、Twitterに毎週月曜日に投稿していることなど継続してやっていることがいくつかあります。

とはいえブログを書いたりするのはどう頑張っても毎回1~2時間はかかります。

基本的に午前中に書くことにしていますが、どうしても別の予定が入ってくることも時にはあります。

書かなかったとしても誰かからクレームが入るわけではありませんので、忙しいときなどは書かなくても何も問題はありませんが、今のところやめることなく続いています。

こうした定期的に行うことは続けているうちに「習慣」となり、たとえが妥当かわかりませんが、ハミガキでもするような感じで自然と行っています。

いってみれば「やらないと気持ち悪い」といったところです。

一度「習慣」として確立してしまえば、続けることに負担を感じなくなり継続しやすくなるものです。

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「新しい習慣」の優先順位をどこまで上げられるか

「習慣」になるところまで続けられればいいのですが、新しいことを始めたときに続かないということも多いものです。

例えば「○曜日の△時にXXをしよう」と決めたとします。

ところがその日時になったときに

「仕事が忙しいから今日はやめておこう」

とか

「なんとなくやる気が起きないので明日からでいいかな」

といった理由で先延ばししてしまうことも(私は)多かったりします。

このように先延ばししてしまいそうになるときには

「自分でやろうと決めた新しいことでなく、別のことに自分の時間を割り当てるのか?」

という点を意識するようにしています。

何かをするというのは、意識してか無意識かにかかわらず結局は自分の時間をそのことに割り当てると自分で決めた結果です。

やろうと決めたことをやらなかったということは、その時間は必ず別の「何か」をしています。

もしかしたら単にスマホをみて時間を潰してしまうだけかもしれませんが、それは「新しいこと」よりも「スマホをみる」ことに自分の時間を割り当てると決めたからです。

「新しいこと」をやらなかったのは、それよりも「スマホをみる」ことの優先順位が高いと自分が判断した結果にほかなりません。

ついついやろうとしたことをやらなかったことについて、自分に対して言い訳したくなりますが、自分で優先順位を落としてしまった結果だと考えるようにしています。

このように考えると

  • 本当に優先順位が低いのであれば、そもそもそんなことは時間の無駄なのでやらなければいい
  • 優先順位が高いのであれば、優先順位の低いことを優先した自分の意志決定を見直す

といったことができます。

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続けやすくするための工夫も大事

習慣化するにあたってはここまで説明したような考え方をしていますが、実際には考え方だけで習慣化するのは難しい部分もあります。

やはり続けるための工夫も必要です。

例えば

「仕事が終わってから夜にやろうと思ってたけど、いつも疲れてしまってできない」

というのであれば、時間帯を朝に変えるといった工夫は必要です。

「やろうと思っていたのに、別の予定が入ってしまい先送りしてしまう」

というのであれば、そのための時間をスケジュールに書き込んでブロックしてしまい、そこには別の予定を入れないと決めるべきです。

「仕事の予定が入ってくると自分のことよりもどうしても優先してしまう」というのであれば、それは「新しく始めたいこと」よりも「仕事」を優先するという決断を自分で下したからです。

それで自分自身が納得できるかどうかを、今一度考えてみた方がよいでしょう。

他には「いざやろうとするとやる気が起きない」というのもあるかもしれません。

自分に対する言い訳を減らすためにも、始めるために必要な道具などがあればすぐ目につくところに置いておき、「準備するのが面倒」といった言い訳をできないようにする工夫も必要でしょう。

新しいことを習慣化したいのであれば

  • 他のやるべきことよりも「自分の時間を割り当てる価値があるか?」を考えてみる
  • 続けやすくするための環境・工夫を行う

の2点を意識してみてはいかがでしょうか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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