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ChromebookはWindowsパソコンと比べると色々とできないこともありますが、現在も使い続けています。その理由をまとめておきます。

主な用途は「持出し」&「サブPC」

以前はブログでもChromebookについて何度か取り上げたことがありましたが、最近はまったく取り上げる機会がありませんでした。

使っている期間も長くなってきましたので、改めて今も使っている理由や現在の用途などについて一度整理しておこうと思います。

現在の主な用途は

  1. メインのパソコンの横に置いて、サブPCとして利用
  2. 顧客訪問時以外の外出時の持出し用

の2点です。

サブPCとしての利用ですが、これはメインPCでRPAを使った処理をしている時などに作業をしてしますと、処理が失敗してしまうケースがあるため、そうした空き時間に利用しています。

メインPCの横に常に置いておき、そうしたちょっとした空き時間にメールをチェックしたりするのに使っています。

メールはGmailを使っていますので、このあたりの作業はChromebookが得意とするところ。

RPAの処理中に何もできずにボーッとする、なんていうムダな時間の使い方をせずに済みます。

今も使っている理由は「データを持ち出さないため」

サブPCとして使うだけであれば、WindowsのノートPCでも問題ないのですが、2の持出し用に使いたいためChromebookを今も利用しています。

顧客訪問時以外の持出し時にChromebookを使っているのは

「本体にデータが入っていないから」

というのが主な理由です。

もちろん本体へのデータダウンロードはできますので、データが何も入っていないわけではありません。

とはいえ、Windowsパソコンを持出すことと比べると、ほとんど本体にデータは残っていませんし、(あってはいけないことですが)万が一端末を紛失してしまったときも、リモートで端末にログインできないようにすることも可能です。

紛失したスマートフォンまたはパソコンをロックする、データを消去する

正直にいえば、ChromebookではExcel・WordファイルなどをWindowsパソコンと同じ感覚で扱うのは難しいです。

このため、どうしてもExcelやWordなどを使う機会が多い顧客訪問時の端末としては使っていません。

逆にそれ以外のケースでは、Excel・Wordファイルなどを扱うこともほとんどありませんので、Chromebookを持出しています。

つまり

「仕事用のファイルを使う可能性が低いときは、できるだけデータを持出さない」

という環境を実現したい、というのがChromebookを使っている理由です。

「それならiPadでも十分では?」という意見もあるかと思いますが、個人的にはキーボードがあった方が安心するんです。

時間が空いたので少し文書をまとめるとか、メールの返信をしておくといったときには、ソフトウエアキーボードよりもやはり物理的なキーボードがある方が安心します。

もちろんiPadと一緒に外付けキーボードを持ち歩くという方法もありますが、私のイメージだとiPadがそもそもキーボードを使うことを前提にしていないので、どうしても使いにくさを感じてしまいます。

(ちなみにiPadも使ってますので、ちょっとした外出時などにはiPadのみ持出すこともあります)

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Chromebookを運用する上での工夫・ルール

先ほどChromebookではExcelやWordなどのファイルを扱いにくい、という点に触れましたが、他にも使っていてストレスを感じる部分はあります。

このあたりは改善を待つよりも運用でカバーした方がいいと考えていますので、実際に行っている工夫やルールについていくつかご紹介しておきます。

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ブログ・メルマガのネタ帳はGoogleスプレッドシートに変更

例えばメモアプリとしてEvernoteを使っていますが、Windows版のデスクトップアプリ(ちなみに現在もLegacy版を使用)と比べると、かなり使い勝手が異なり、ChromebookでのEvernoteの編集等はやりづらいと感じます。

ブログやメルマガのネタ帳はもともとEvernoteに入れていたのですが、この使いにくさが原因で、空き時間にChromebookでブログやメルマガの準備作業をやりにくい状況でした。

そのためネタ帳はGoogleのスプレッドシートに移管し、下書きについてはGoogleドキュメントで作成するように変更したところ、ストレスなく作業できるようになりました。

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Microsoft Officeのファイルは外で使わない

ExcelやWordのファイルを扱いにくいことを逆手にとって、Chromebookを持出している間は基本的にはこれらのファイルを使わないことにしています。

ほとんどの場合、こうしたファイルは税理士の仕事に関係するものですから、そもそも外で開くことは、知らない人に見られてしまうリスクがあります。

もともとデータをできるだけ持ち歩かないためにChromebookを使っているわけですから

「Officeのファイルを扱えないから不便」

ではなく

「そもそもOfficeのファイルを外で開かない」

という考え方に切替えました。


現在もChromebookを利用している理由についてまとめてみました。

Windowsでの使い方を前提にすると制約もいろいろあり、合う・合わないがあるのはやむを得ないと考えています。

とはいえ、使い方が合えばとても使いやすい端末ですから、今回の記事が「Chromebookを使ってみようかな」と検討中の方の一助になれば幸いです。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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