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毎年いろいろ目標を立てますが、未達成で終わるものも少なくありません。自分が決めた目標を達成できない理由を少し考えてみました。

自分が決めた目標を達成できない理由は何か?

毎年年初にその年の目標を決めていますが、1年が終わって見直したときに、未達成のものがけっこうあったりします。

立てた目標をきちんとすべて達成できる方もいるのでしょうが、私はなかなかそこまでのレベルには達していなくて、やり残り・翌年への繰越が出てしまうことも多いです。

そこで

「なぜ自分が決めた目標が達成できないのか?」

という理由について最近考えていたのですが、思い浮かぶ理由としては

  • 仕事に追われて時間が足りない
  • なんとなく着手する気になれない
  • やってもできそうな気がしない

といったものしか思い浮かびませんでした。

でもこれって、どう見ても単なる言い訳ですよね。

ではなぜ目標を達成できない、というかそもそも自分で決めたことをやろうとしないのか?

ひとつの理由として考えられるのは、

「自分にはこんなことできないのではないか?」

「自分にはムリな目標なのではないか?」

無意識のうちに自分に制限をかけてしまっているのではないか、ということでした。

どうすれば自分の中の制限を外せるか?

もし無意識に自分に制限をかけてしまっているのが理由であるとするならば、自分が決めた目標を達成するためには、その制限を外していくしかありません。

では、具体的にどうすればよいか?思いつくままにですが、いくつかアイデアを挙げていきたいと思います。

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やらざるを得ない環境に自分を追い込む

できないと思っている自分に対して、やらざるを得ない状況に追い込むというのがひとつの方法かと。

具体的には、周囲に対して目標を宣言してしまう。

実際には宣言したとしても、周囲の方がそれほど興味・関心を持つわけではないのですが、それでも宣言した側としては、

「人に話した以上は、やらないとかっこ悪い」

という意識になりますので、効果はあるでしょう。

もちろん中には、「前に言ってたあの目標どうなったの?」と聞いてくる方もいますので、自分にプレッシャーを与えることができます。

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失敗を気にしない

自分にはできないんじゃないかと思ってしまう理由のひとつに

「失敗したらどうしよう」

と、やる前から失敗したときのことを考えてしまうことが挙げられます。

この状況への対処法としては、失敗したときに具体的にどのような問題が生じるか一度考えてみることです。

失敗したときに人生を左右するほどの影響があるのであれば、もちろん慎重に検討・準備すべきですが、個人で立てた目標については、失敗したとしても失うものはたかがしれていることも多いものです。

「失敗したらどうしよう」で思考停止してしまっては、何も始まりません。

その先を具体的にイメージして、何が問題かしっかり考えることが大事ではないかと。

自分の従来の自己イメージを書き換える

最終的には、自分自身が「自分はできない」と思っていることが問題なわけですから、最終的にはこの自分に対するイメージを書き換えてしまうしかありません。

とはいえ、書いてしまえば簡単ですが、自分が持っている自分自身のイメージというのは、長い年月をかけて積み上げてきたものですから、簡単に変えることはできないでしょう。

ではどうすべきか?

即効性のある方法は思いつきませんが、例えば毎日5分間夜寝る前などに、その目標を達成したときの自分のイメージを頭の中で思い浮かべる、といったことを続けていくしかないのではないかと。

自分のダメなイメージが問題なワケですから、よいイメージを思い浮かべる機会を増やしていく。

自分が無意識に自分にかけている制限を外すには、こうした積み重ねが必要ではないかと考えています。

 やらない理由・できない理由を探している自分にまず気付くこと

自分で決めた目標をなぜ達成できないのだろうと考えていると、「やらない理由」や「できない理由」を並べている自分に気付きます。

まずはそうした自分に気付いて、少しでも変えようという意思を持つこと。

そのあたりから変えていかないと、今の自分よりも高いところにある目標というのは達成できないのかな、と思います。

昨年よりも進歩しようと思うのであれば、より高い目標を掲げてそれを達成するように進んでいく必要があります。

そのためには自分自身を変えていかなければなりませんから、今年は目標のひとつとして自分に無意識のうちにかけているリミッターを少しずつ外していければ、と。

とりあえず、こうして宣言することから始めることにします。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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