先日ホームページによる集客についてのセミナーに参加してきましたので、雑感をまとめておきたいと思います。
1.京都の税理士はホームページを持っていない?
京都の税理士のHP開設率は東京や大阪に比べて低いという説明がありました。
調査方法を伺うと京都の税理士事務所名で検索してGoogle検索の最初の方にでてくるかどうかという調査方法のため、積極的に情報を更新されている税理士さんが少ないのでは?という印象を受けました。
私もこのようにホームページの運用をしていますが、Googleで「税理士 京都 加藤」と検索しても6ページ目にしてようやく「アクセス」ページが引っかかるレベル。
Mapion電話帳やタウンページにも完敗です。(なぜアクセスページが最初に検索で引っかかるのか理由がよくわかりませんが)
運用開始して日が浅いこともあるのでしょうが、Google検索で上位に表示されるというのはなかなか難しいです。
2.今の時代の税理士の見つけ方
士業に需要を感じたときの行動についてのWebアンケート結果を説明されていましたが、一番はやはり「インターネット検索」とのことでした。
自分の普段の行動を考えても妥当な結果だと思います。
ただ、難しいのは世の中にはインターネットを使いこなしていない方も一定数いて、そういった方が税理士を探すときはやはり「紹介」とか場合によっては看板を見て「飛び込み」で来られるケースもあります。
どちらの客層を開拓したいかといえば、今後のことを考えればインターネットを使いこなせる層なんですが、「紹介」というルートでも仕事が入ってくるように手を打っておく必要があります。
3.Webマーケティング戦略
本題の集客に向けた戦略ですが3段階に分けて考える必要があるということでした。
(1)入口戦略(集める)
(2)中間戦略(伝える)
(3)出口戦略(動かす)
入口戦略については、WEB広告・SNS・ブログ等について言及されるとともに、京都では事務所名で検索される傾向があるとのお話でした。
私自身入り口戦略(というほど大したものでもないですが)については、「ブログによる情報発信を続けることでGoogle検索等で見つけてもらう」と考えていましたので、とりあえずは今の方向性で良いのかなと思っています。
事務所名で検索してもらうとなると別の方法を考えないといけないのですが、そうすると直接・間接の知り合いからしか検索してもらえないことになりますので今の方向性で進めていくつもりです。
また、ブログ運用がある程度軌道に乗ってくれば、WEB広告やSNS展開も考えないといけないかもしれません。
問題は第2段階です。デザイン・SEO・コピーワークといった内容に触れるとともに「徹底したユーザー目線を意識する」「専門性が伝わる」といった説明をされていました。
今のホームページの内容を見てみると、「ユーザーの求めている情報が提供できているのか?」「事務所の強みをきちんと伝えられているのか?」不安になってきます・・・
またデザインについても外部委託せずに運用しているためどうやって良くしていくのかが課題です。
今さらこの歳で税理士の仕事しながらデザインの勉強するわけにもいきませんので悩ましい所です。
とりあえずは自分で少しずつ改善しながら、行き詰まれば外部の専門家の力を借りるということも視野に入れていく予定です。
出口戦略については、あくまで入口戦略と中間戦略の結果としてついてくるものと考えていますので、あまり難しく考えないようにしています。
今回のセミナーで印象的だった言葉は「ホームページというのは今の時代、高速道路で走りながら事務所の看板を見てもらうような状況です」というものでした。
本当に最初の一瞬(一瞥)で興味を持ってもらえなければ全く相手にされないというのがよくわかりました。
4.今の時代税理士にもHP運用のスキルは必要?
結局のところ、ホームページはお客様となり得る方に「まず見つけていただく」のが勝負と考えていますので、魅力的なものになるようさらに作り込んでいく必要があると思っています。
(ただし、出来が十分でないからといって始めなければ改善に向けたプレッシャーも自分にかかりませんので「まず始めること」も大事だと考えています。)
運用を開始してよくわかりましたが、ホームページを良くしていこうとすると勉強しないといけないことが本当にたくさんあります。
本業に支障が出ては本末転倒なのですが、今やフリーランスとして働いていく上ではWEB上でいかにアピールできるかということも重要になっていると思います。
そう考えると、ホームページを運営する能力というのも独立した税理士に取っては大切なスキルなのかもしれません。
とりあえずもうしばらくは色々と悩みながら改善する日々が続きそうです(笑)
投稿者
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大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。
40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。
中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。
現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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