普段と同じ環境で仕事をしていると、気付きにくいことがたくさんあります。いつもと違う環境に飛び込むことで、新たな発見が得られることも。今回は、展示会場のブースでセミナーに登壇した経験をもとに、普段とは異なる環境で仕事をすることの効果について考えてみます。
目次
DXPO大阪’25のセミナーに登壇しました
昨日、インテックス大阪にてセミナーに登壇しました。

今まで登壇していたのはほとんどが商工会議所でしたが、今回は民間企業が主催する展示会内のブースでのセミナーだったこともあり、いろいろと勝手が違いました。
「いつもと違う」というのは緊張したり大変だったりする面もありますが、新たな経験という意味では有意義かつ楽しいものです。
昨日感じたことをまとめつつ、いつもと異なる環境で仕事することの効果について考えてみたいと思います。
いつもと違う環境で気になったこと
具体的にどのような点が違ったのか、改めて整理すると次のような点が挙げられます。
資料の提出スケジュール
当日の配付資料などについては、2週間くらい前までに提出するよう求められることが多かったのですが、今回は約1ヶ月前。
当日配付資料以外については直前まで変更可能でしたが、当日のスライドがある程度固まらないと、当日配付資料も確定できません。
しかも個人の確定申告対応もしている時期であり、ちょっとしんどかったですね。
とはいえ、確定申告にも対応しつつ、セミナー資料を準備して、確定申告の時期にセミナーに登壇できたというのは、それなりにスケジュール管理をきちんとできたのではないかと(誰も褒めてくれないので、自分で褒めておきます 笑)。
登壇のタイミング
今までは割と緩いというか、始まる前から演台のところに突っ立った状態で待っていることが多かったのですが、今回は名前の紹介を受けたあとに講演会場内のパーテーションから颯爽(?)と登場、という流れでした。
登壇するタイミングは実際どっちでも構わないのですが、少し失敗したなと思うのが、機器の準備です。
セミナー内でクラウドサービスやオンラインツールの使い方などを実演するケースがあり、今回はこのパターンでした。
そのため、パソコンなど複数の機器を事前にネットに接続した状態で準備しておきます。
今回はTrelloでのコメントのやりとりを示すために、パソコンとは別にiPadをテザリングでスマホにつないでいたのですが、パーテーション内に待機する際にスマホを一緒に持ってきてしまって、iPadとの接続が切れてしまいました。
登壇した後に繋ぎ直すタイミングもなく、この点少しグダグダに・・・。
スライドをお見せしながら話すだけであれば、こうした問題はないのですが、環境の違いによって、事前準備で注意すべき点は変わるんだなと。
会場の雰囲気
展示会場内の一部を区切ったものがセミナー会場だったため、周りの音や声がかなり聞こえる状態でした。
マイクを使いますのでそこまで問題にはなりませんでしたが、いつもとはかなり雰囲気が違いました。
それよりも大変だったのは暑さですね。
私はかなり汗をかくほうですが、話し始めた途端に汗が噴き出てきてどうしようかと。
人も多く熱気に包まれていましたので、環境や場所の違いって無視できません。
会場を想定して服装などもに配慮が必要だと改めて認識しました。
「いつもの繰り返し」では気づけないことも多い
普段のセミナーとは勝手が違う点を整理してみましたが、いつも同じような環境で仕事をしていると、「違いがある」ということ自体に気付きにくくなるものです。
今回の経験を通じて、いつもと違う環境で仕事をするという「刺激」を受けることの大切さを改めて実感しました。
普段の業務では、自分にとって最適化された環境で仕事をすることが多いですが、それが当たり前になると気付けないことも増えてきます。
今回のように依頼を受けて、いつもと異なる環境に飛び込んでみると、自分の仕事の進め方を客観的に見直す機会になります。
仕事に限らず「いつもと違う」環境で何かをしてみると、新たな気づきが得られるものです。
みなさんも小さなことで構いませんので、「いつもと違う」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
投稿者

- 加藤博己税理士事務所 所長
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大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。
40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。
中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。
現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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