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未経験のことに挑戦することで得られる経験値は非常に大きいものです。経験することの重要性について考えてみたいと思います。

商工会議所でセミナーをする機会をいただきました

昨日、商工会議所にてセミナーをする機会をいただきました。

内容は、電子帳簿保存法とインボイスについて地元の事業者様に説明するといったものでしたが、よく考えると不特定多数の方の前で税制の話するのって初めてのこと。

会社勤めのときに何度か社内講師をした経験もありますし、さすがにこの歳でガチガチに緊張するということはありません。

が、いざやってみると事前に準備したとおりにいかないことが多々ありました。

うまくいったこと・いかなかったことなどについて振返りをしつつ、経験することの重要性について改めて考えてみたいと思います。

実際にやってみないとわからないことは多いもの

当日に向けてスライドの準備や軽めのリハーサルを行いましたが、想定通りにできなかったことがいろいろありました。

具体的に挙げてみると・・・

  1. パソコンでパワーポイントの発表者ツールを表示するつもりだったが、パソコンとプロジェクターと同じ画面しか表示されず、急遽発表者ツールなしでセミナーを実施
  2. セミナーの最初に参加者の手元配付資料を確認するつもりだったが忘れた
  3. 最後に質疑応答の時間を残して終わるつもりが、少し時間オーバーして終了
  4. スライドの文字は大きくしていたつもりだったが、会場が想定していたより広く、見えにくいとの声があった

といったところです。

1点目についてはスライドのノートを念のため印刷して持って行くことも考えていましたが、そもそも紙をめくりながら説明するわけにもいきません。

使わせてもらうプロジェクターとの相性があるのかもしれませんが(私が設定を間違っているだけ?)、今後に向けて対応を考えないといけないなと。

2点目についてはスタート時点で段取りを完全に失念していました。

途中で改めて手元資料を確認してもらいましたが、流れとしてはよくなかったです。

3点目については、当日の進行表も準備して、5~10分の時間を残すよう準備していたのですが、10分間の休憩を5分に短縮したにもかかわらず3分ほどオーバーして終了。

事前のリハーサルではやらなかった前のスライドに戻って再度確認、といったことに思った以上に時間を取られたのかもしれません。

わかりやすく説明しようと気負いすぎたのかもしれませんが、丁寧に説明するのであれば、スライド枚数は自分が想定する以上に減らしておいた方がよいということを改めて認識しました。

最後の4点目。これが今回一番の反省点だと思ってます。

開始までにプロジェクターの設定を変更したり、設置場所を動かしたりと少しでも大きく見えるよう調整していましたが、この点参加者の方が見やすいスライドを準備するという点で、まだまだ経験値が足りないと痛感した次第です。

このような反省点はあるものの、その一方で新しいことも試しました。

終了後のアンケートは紙で配付せずに、Googleフォームで作成したものに回答いただき、アンケート回答者の方には当日のスライドをお渡しすることにしていました。

お渡しする方法については

  • Googleフォームの送信ボタンを押すと、記入してもらったメールアドレスに自動的にメールを送る
  • 送信したメール本文にはDropboxに保存したファイルへのリンクを記載(リンクをクリックした上でダウンロードしてもらう)
  • ファイルへのリンクについてはDropboxで有効期限を設定してダウンロード可能期間をコントロールする

としました。

Googleフォームでのアンケート作成については初めてではありませんが、提出いただいた方に自動的に返信するというのは今回新たな挑戦でした。

やってみて感じたのは、「本当に楽!」ということ。

アンケートの回答状況を確認してから手動でファイルを送る方法でも十分対応できましたが、自動返信により

  • 回答してもらった方にファイルを送るまでの時間を短縮できる(お待たせせずに済む)
  • 回答いただいた方ごとに、自分でメールを書いてファイルを貼付けて送るという作業をせずに済む

ということで、双方にメリットがあります。

ちなみに今回自動返信の設定をするにあたり、こちらの記事を参考にさせていただきました(井ノ上さん、いつもありがとうございます)。

Googleフォームに自動返信機能をつけるGAS。差出人名・メールアドレス変更。 | EX-IT

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未経験のことほど大きな経験が得られる

セミナー1回だけでも、これだけ反省点やら新しい挑戦がありました。

こうした得られる経験値というのは、同じような経験を繰り返していくと、1回で得られる量としては段々と減っていくものです。

やったことがない未経験のものほど、自分の経験値を大きく上げることができます。

未経験のことにチャレンジするというのは、やる前は気が重いし、失敗したらどうしようと心配になるし、できれば避けたいと思ってしまうのが人情です。

とはいえ、だからこそ得られるものも多いわけで、やはり意識して新しいことに挑戦することは大事だなと。

もし仕事がマンネリ化していると感じているのであれば、新たな経験値を得るためにも、未経験の新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち、7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
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