忙しくなると、ついついムリをしてしまって後で反動が来てしまう、こんな経験ありませんか。その仕事のやり方、本当に効率的でしょうか?

画面を見てると目が回る・・・、そんな経験ありませんか?

先月から今月にかけて、いろいろと案件が重なったこともあり、例年の確定申告時期よりも仕事をしている時間が長くなっているな、という感覚がありました。

そんな中、先週末パソコンの画面を見ていると、「なんか目が回る感じがして気持ちが悪い」という状態に。

恐らく目を酷使しすぎたせいで、かなり疲労がたまっていたようです。

その後は少し仕事のペースを落として、だいぶマシにはなりましたが、段々とムリがきかない年齢になってきたと改めて実感しました。

実際のところ、多くの方が、忙しくてついついムリな働き方をして、後で反動がきたという経験をお持ちなのではないでしょうか。

例えば、

「体調を崩して、熱が出て寝込んだ」

「肩こりがひどくなって、頭痛に悩まされてる」

「仕事は終わったものの、何もやる気が起きない」

などなど。

中には「仕事大好き。どれだけ働いても疲れない。」という超人的な人もいるかもしれませんが、多くの方は自分に負荷をかけすぎて仕事をすると、後で反動が来るもの。

私の場合だと、

忙しくなる → 仕事が遅れ気味 → 早く終わらせないとと焦る → 労働時間が長くなる → 姿勢が悪くなってくる → 肩こりがひどくなる → 集中力が落ちて仕事のペースが落ちる → さらに仕事が遅れる

といった感じで、悪循環に陥ることがよくあります。

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ムリな仕事のやり方で、こなせる仕事は増えているか?

ムリをしたツケがまわってきて、仕事のペースが落ちたときにいつも思うのは、

「これって結局ムリした分、あとでペース落ちてしまって、トータルとして早く終わってないのでは?」

ということ。

下手すると、ペースが落ちた状態では集中力も落ちていて、ミスをしてしまい、通常よりも精度が悪くなっているかもしれません。

忙しくなってくると、「これが早く終わらせる唯一の方法だ」と信じてムリをして、やっている間は「後で体調を崩すことなく乗り切れる」と思っているわけですが、結局は後で反動が来て後悔する。

結局ムリをした分が成果にきちんと結びついていない可能性が高いわけです。

そうなると、体調を崩すことなくパフォーマンスの高い仕事を続けるために大事なのは、

  1. ムリをすると後で「必ず」反動が来ると認識しておくこと
  2. 忙しくても長期的な視点でスケジュールを考えること
  3. そもそも忙しくならないように事前に対策を打つこと

あたりじゃないかと。

3については忙しくなってしまってからでは遅いので、今回は深掘りしませんが、忙しい状態になったときに、いかにして1と2を守れるか。

単純ですが、「やるべきことを全部書き出して、スケジュールを見直す」ことがポイントでしょう。

「あれ、最近なんかムリしてる」と感じる時は、やるべきことが頭の中で整理されていないことが多いものです。

やるべきことを書き出して、締切を改めて確認する。

この作業をすることにより、自分の気持ちを一度落ち着けることができ、

「ここまで急いでやる必要ないな」

と気づけることも多いものです。

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トータルのパフォーマンスを上げるためには、ムリをしないことが大事

長く仕事をしていると、どうしてもムリせざるを得ない場面というのはあります。

そうした状況に陥らないよう、事前に仕組みを作ったり、スケジュールをきちんと管理することはもちろん大事です。

とはいえ、そうした状況になってしまったときに、自分にきちんとブレーキをかけるための仕組みも考えておく必要あるのではないでしょうか。

「ムリして頑張る」というのは、将来の自分から気力を前借りするようなものです。前借りすれば、当然後で返さなければなりません。

仕事のパフォーマンスを上げる最もよい方法は、淡々とペースを乱さず仕事を続けていくこと。

そのためには自分にムリをさせない働き方を続けること。

もし「一時的にムチャクチャ頑張って仕事するんだけど、その後気力がなくなってしまう」といった働き方をされているのであれば、自分に少しブレーキをかけてみて、平準化できないか考えてみてはいかがでしょうか。

その方がきっと仕事のパフォーマンス上がりますよ。

 

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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