目標を達成するために必要な「具体的な行動」が見えていても、いざとなると体が動かないという悩みは少なくありません。 今回は、そんな「あと一歩」が出ない状況を打破し、自然と体が動くようになる「習慣化」について考えてみます。
目次
具体的な行動を決めても「行動できない」という悩み
みなさん、こんにちは。京都の税理士、加藤博己です。
前回のブログでは、目標達成についてお話ししました。
大きな夢や目標を掲げることは素晴らしいことですが、それを単なる「願望」で終わらせないためには、日々の生活の中で「何をするか」という具体的な行動(タスク)にまで落とし込むことも必要、という内容でした。
しかし、いざ具体的な行動を決めてみたものの
「やっぱり今日もできなかった……」
「明日から頑張ろうと思って、もう一週間が過ぎてしまった」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく「これをやれば目標に近づく」という道筋が見えているのに、なぜか第一歩が踏み出せない。
これは決して、あなたの意志が弱いからではありません。具体的な行動を決めることと、それを実際に「実行」し続けることの間には意外と壁があるものです。
この壁を乗り越えるために必要なのが、「習慣化」という考え方です。
私たちは、新しいことを始めようとするとき、どうしても「やる気」や「根性」といった精神論に頼りがちです。
しかし、やる気は天候のように移ろいやすいもの。調子が良いときは動けますが、仕事で疲れているときや、少し気分が乗らないときには、すぐに行動が止まってしまいます。
目標達成に向けて本当に必要なのは、やる気に左右されずに「気づいたらやっていた」という状態を作ること。
つまり、行動を「特別なイベント」から「当たり前の日常」へと昇華させるプロセス、すなわち「習慣化」が鍵を握っています。
行動を習慣化するにはどうすべきか
では、具体的にどうすれば行動を習慣化できるのでしょうか。根性に頼らず、仕組みで解決するためのポイントを3つご紹介します。
1. 「いつやるか」を明確に決める
「時間が空いたらやろう」と考えているうちは、残念ながらその時間は永遠にやってきません。
誰しもやるべきことが日々たくさんあり、意識的に時間を確保しない限り、隙間時間は他の雑務で埋まってしまいます。
まずは、その行動を予定表などに書き込むことをオススメします。
2. 決めた時間には予定を入れない(時間をブロックする)
「いつやるか」を決めたら、その時間は聖域です。他の予定が入らないようにスケジュールを「ブロック」してしまいましょう。
お客様からの急ぎの連絡などが入ることもありますが、自分自身の成長や目標のための時間は、あらかじめ「予約済み」として確保しておくことが大切です。
自分との約束も、他人との約束と同じくらい大事に扱うのが習慣化への近道です。
3. 「トリガー(行動を始めるキッカケ)」をつくる
行動をゼロからスタートさせるのではなく、既存の行動や外部からの刺激をきっかけにする「トリガー」を設定しましょう。
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デジタルの力を借りる: 決まった時間にスマホやパソコンに通知が来るように設定します。リマインダーが鳴った瞬間に「あ、これをする時間だ」と脳にスイッチを入れます。
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既存の習慣に紐付ける: 例えば、毎朝必ずコーヒーを飲む習慣がある人なら、「コーヒーを飲んだら、パソコンを開いて○○を始める」といった具合です。すでに定着している習慣の直後に新しい行動をセットにすることで、スムーズに動き出すことができます。
意識せずにできるようになれば行動は積み重なる
習慣化の最大のメリットは、意思決定のためにエネルギーを使わなくて済むようになることです。
私たちは、一日のうちに無数の選択をしています。朝起きて何を食べるか、どのメールから返信するか……。
脳はこの選択を繰り返すたびに疲弊していきます。
「さて、今から頑張って勉強しようかな、どうしようかな」と悩んでいる時点で、すでにエネルギーを消耗してしまっているのです。
しかし、習慣化されてしまえば、歯磨きをするのと同じように、何も考えずに行動を開始できます。
歯を磨くときに「よし、今日は右奥歯から気合を入れて磨くぞ!」と決意する人はいないはずです。それと同じ状態を目指すのです。
意識せずとも行動が継続できるようになれば、それはいつの間にか自然と積み重なっていきます。
一日一日は小さな一歩かもしれませんが、一ヶ月、一年と続ければ、その差は歴然です。
「具体的な行動」を決めても動けない自分を責める必要はありません。「頑張り」ではなく、「仕組み」で動けるように工夫してみましょう。
まずは、明日(あるいは今日この後)の「いつ」その行動をするかを決め、小さなトリガーを作ってみてください。
その積み重ねの先に、必ず目標達成の瞬間が待っています。「行動」を始めるための工夫、今日から始めてみませんか。
投稿者

- 加藤博己税理士事務所 所長
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大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。
40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。
中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。
現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。
さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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