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先週税理士試験の合格発表がありました。主にTwitterで受験生の方の報告など見ていましたが、その際に勉強法について感じたことを少しまとめておきたいと思います。

Twitterを見ながら、自分の当時の勉強法を振り返る

先週の金曜日のTwitterでは、税理士試験受験生の方の喜びや悔しさの声であふれかえっていました。

合格された方には、多くの方から祝福のコメントが寄せられていて、それを見てるとうらやましくなり、思わず次のようなツイートを・・・。

以前も書いたことがありますが、40歳から税理士試験の勉強を始めたということもあり、とにかく1日でも早く合格して受験を終わらせたいと思っていました。

そのために決めたことは、

「合格するまでは、資格取得に関係すること以外はすべて捨てる」

ということ。

なので当時は、

  • テレビは視ない、SNSは一切使わない
  • 受験に関係しない本・雑誌は読まない
  • 家族と一切外出しない(外食含めて)

といった生活をずっと送っていました。

そんなわけで、Twitterのアカウントは以前からありましたが、閲覧するどころか、投稿するなんてとんでもない、という状況でした。

他人のやり方やアドバイスに振り回されないこと

受験期間中は、ネットや受験雑誌、はたまた職場の先輩・同僚など、いろんなところから、

「自分はこうやって○年で合格を勝ち取った」

「君は、こういうやり方をした方がいい」

「こうすれば誰でもカンタンに合格できる」

などなど、親身になったものから怪しげなものまで、いろんな情報が入ってきます。

受験勉強をしている方にとっては、模試などの成績の善し悪しに関わらず、「このままで合格できるんだろうか?」という不安は常につきまとうものです。

そうした精神状態のときに、こうした勉強法についての情報に触れてしまうと、

「やはり今の勉強法は間違ってるんじゃないか」

「○○さんのやっている方法に変えてみた方がいいんじゃないか」

「このままでは合格できないんじゃないか」

と余計に不安な気持ちになってしまうこともあるかと思います。

でも、個人的な意見として言わせてもらうと、

「人の意見やアドバイスは、参考にはしても、振り回されないこと」

が大事です。

自分にも応用できそうな他人のやりかたをまねて、それを取り入れるのであれば、とても良いことだと思いますが、そうした情報にふれる度にコロコロとやり方を変えていては、いつまで経っても身につきません。

もしこうした情報に振り回されがち、と感じるのであれば、こうした情報を遮断してしまうのも一つの方法です。

振り回されても良いことは一つもありません。

人はそれぞれ得手不得手、適性など違いますので、他人に合った勉強法が自分に合うとは限りません。

このやり方が自分に合っている、と感じるのであればそれを信じて続けるべきかと。

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目的を達成できるのであれば、やり方は自分で決めればいい

何のために受験勉強をしているのかといえば、みなさんすべて「合格するため」でしょう。

この点に異論のある方はいないはず。

最終目的である「合格」を勝ち取れるのであれば、方法は何だっていいわけです。

逆に言えば、「合格」できたとしたら、その勉強法はその人にとっては正しかったと言えます。

それこそ、「Twitterで受験についての情報収集した方が、自分のモチベーションがあがって勉強の成果がでやすい」というのであれば、積極的に活用すればいいのではないかと。

人に言われてやり方を決めるのでなく、自分で考えて自分で決める、これが大事です。

今回は、先週Twitterを見ながら、自分の受験時代のことを思い出したので、勉強法に対する姿勢についてまとめてみました。

まだまだ税理士資格の取得に向けた勉強が続く方も多いと思いますが、体調には十分気をつけて頑張ってください。

なお、この記事も、あくまで私個人の一つの意見です。参考にすることはあっても、決して振り回されないようにしてください。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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