EvernoteのWindows版で作成したノートへのリンクをクリックすると、Web版Evernoteが起動することにストレスを感じていましたが、今回たまたま回避する方法が見つかったため、まとめておきます。

いつの間にかできなくなった、Evernoteを直接起動するリンクの作成

Evernoteというサービス、使われている方も多いのではないかと思います。

いろんなメモを残しておくことができるのですが、そのノートへのリンクを作成することも可能です。

私の場合、タスク管理サービスにタイトルだけ登録して、タスクの詳細についてはEvernoteのノートへのリンクをタスクのメモ欄に入力しておく、といった使い方をしています。

こうしておくことで、「このタスク、具体的に何しないといけないんだっけ?」と、あとで思い出す手間を省いているわけです。

で、このリンク、数年前まではクリックするとインストールされたEvernoteアプリが直接起動していたのですが、いつのころからかEvernoteのWeb版が起動するように仕様が変ってしまいました。

Web版でも同じ内容が見れるので問題はないのですが、端末を変えるとID・パスワードの入力を求められたりして、そのひと手間を面倒に感じていました。

なんとか直接アプリを起動できるリンクが作れないか、とネットでいろいろ調べていても、でてくるのはMacの情報ばかり。

Windowsでの対応方法は見つからずに、Evernoteへのリンクをクリックするたびに少しストレスを感じてしました。

ちなみに、Macでの対応方法ですが、リンクを作成したいノートを選択して右クリックすると「ノートリンクをコピー」というメニューが出てきます。

これをこのままクリックして、Evernote以外のアプリに貼付けると、Web版のEvernoteが起動します。

 

そこで、この状態で「option」キーを押すと、

「ノートリンクをコピー」 → 「クラシックノートリンクをコピー」

とメニュー表示が変りますので、その状態でメニューを選択すれば、Evernote以外のアプリに貼り付けしたリンクからも直接Evernoteを起動させることができます。

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WindowsでEvernoteを直接起動するリンクを作成する方法

Windows版のEvernoteアプリで同じようなリンクを作成する場合、リンクを作成したいノートを選択して右クリックすると、

「アプリ内リンクをコピー」

というメニューが出ますので、これをクリックします。

 

クリックした後に、メモ帳などに貼り付けをすると、次のように「https://www.evernote.com」で始まるリンクになっています。

 

リンクがこの状態のため、Web版のEvernoteが起動するわけです。

では、インストールされているEvernoteを直接起動するリンクを作成するにはどうすればいいか?

リンクを作成したいノートを選択した状態で

「Ctrl」キーと「Alt」キーと「L」キーを同時に押す

だけです。

つまり先ほどの「アプリ内リンクをコピー」というメニューを右クリックではなく、ショートカットキーで実行するわけです。

その後同様に、メモ帳に貼り付けてみると、先ほどと異なり「evernote:///view/」で始まるリンクが作成されていることがわかります。

そしてこのリンクの形式であれば、Evernote以外のアプリに貼り付けたリンクをクリックしても、インストールされているEvernoteが直接起動して、目的のノートにたどり着くことができます。

実はたったこれだけのことなんですが、色々調べたものの、どこにもこの違いについて解説されているものが見つかりませんでした。

今のEvernoteの仕様がたまたまこうなっているだけで、次のバージョンアップでできなくなるのかもしれません。

ただ、とりあえずは現時点でWindows版であっても、アプリを直接起動するリンクを作成することができることはわかりました。

ちなみに、今回この記事を書くのに使ったEvernote(Windows版)のバージョンは、「6.25.1.9091 (309091) Public (CE Build ce-62.6.10954)」です。

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仕様変更に合わせて「やり方を変える」、「対応策を探す」のどちらがいいか?

今回いろいろと試しているうちに、たまたま右クリックメニューとショートカットメニューで作成されるリンクが異なるということに気付きました。

ただ、Evernoteのサイトを見ても、この点にふれている解説を見つけることはできませんでしたので、将来的にはこの方法も使えなくなる可能性があります。

仕事をする上で、他社サービスを使っていると、今回のような仕様変更はどうしても起きてしまうものです。

そうした場合に、その仕様変更に合わせて自分の仕事のやり方を変えるか、それとも時間をかけてでも何らかの対応策を見つけ出すか。

ユーザーの声を受けて仕様を戻すといったこともないわけではありませんが、サービス提供側のスタンスが変ってしまった以上は、基本は仕様変更に合わせて仕事のやり方を変えるべきだと考えています。

今回はたまたま対応策が見つかりましたが、毎回このような対応策が見つかる保証はありません。

その辺りは、外部サービスを使う上での宿命として受け入れる必要があるのでしょう。

同じようなことでストレスを感じている方がいるかどうかわかりませんが、多少なりとも参考になれば幸いです。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。

さらに、商工会議所での講師やWeb媒体を中心とした執筆活動など、税理士業務以外でも幅広く活動を行っている。
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