1.モバイルルーターとスマホのテザリング どっちが便利?

インターネット接続があれば外出先でも仕事がすすむ

クラウド会計やクラウドサービスを活用するようになると外出先でもデータの参照や編集ができるようになります。
ただしそうした作業ができるのは外出先でインターネットにつながることが前提です。

モバイルデバイスとして現在、ノートパソコン・iPhone・iPad(Wifi+Cellularモデル)とともにNEC製モバイルルーター(Aterm MR03LN)を使っています。
これらの機器をお客様を訪問する際の状況に合わせて使い分けています。

具体的には、お客様のところで作業(書類のスキャンや資料の修正など)をすることが予想される場合にはノートパソコンとモバイルルーターを、資料を説明するだけの場合やネットでの調べ物ができれば十分であればiPadを、iPhoneは常に持ち歩くという風に使い分けています(iPhoneとともにノートパソコンを持ち出すケースが圧倒的に多いですが)。

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モバイルルーターとテザリングの比較

iPhoneやiPadにはいわゆる格安SIMを入れているためテザリング(ノートパソコンなどの機器をiPhoneなどを経由してインターネットに接続すること)に特に制限もありませんので、モバイルルーターは不要ではないかと思われる方もあるかもしれませんが、テザリングは結構バッテリーを消費しますので、外出先でのiPhoenのバッテリー切れを防ぐためにノートパソコンを持ち出す際にはモバイルルーターを持って行くことにしています。

モバイルルーターを持たずに、iPhoneのバッテリー切れに備えて代わりにモバイルバッテリーを持ち歩くという方法もありますが、モバイルバッテリーは全般的に重くモバイルルーターの方が軽いため、荷物の軽量化のためにノートパソコンの持ち出し時にはモバイルルーターを持って行くことにしています。

2.モバイル機器はSIM対応の方が便利

外での作業はやはりノートパソコンがベストだが・・・

外での作業を考えるとやはりノートパソコンが一番使いやすいわけですが、ネット接続にはモバイルルーター若しくはテザリング可能なスマホが必須となります。

この場合、モバイルルーターの起動に時間がかかったり、時としてスマホとのテザリング接続に手間取ったりすることがあるため少々面倒と言えば面倒です。
(無料Wifiを使うという手もありますが、アクセスポイントの確保やセキュリティの問題もあるため使用しないことにしています。)

そう考えるとノートパソコンもSIM対応のものにした方が、こうした手間が省けるためベストといえます。
ちなみにiPadについてもWifiモデルだと、ノートパソコンと同じ手間が発生するため原則としてWifi+Cellularモデルを選ぶことにしています。

SIM対応のノートパソコンの選択肢は少ない

しかしながら、現状ではSIM対応のノートパソコンは対応機種があまりなくかつ値段が高いのが玉に瑕です。

PanasonicのレッツノートにはSIM対応モデルがありますが、外部モニターへの出力がSZシリーズで1920×1200までしか対応していません。
そのため現在使用しているモニター(EIZO EV2750)の解像度(2560×1440)を活かしきれないため、現在は選択肢から外しています。
(レッツノートは他の仕様や値段はハイエンドなのですが、こうしたところがハイエンドでないのが残念です。)

やはり理想としては持ち出す端末にはすべてSIMが入っているという状態にしたいと考えていますので、SIMについてはOCNのSIMを使用してiPhone・iPad・NECルーターで容量シェアをしています。

Chromebookも気になるアイテムの一つ

現時点ではfreeeやMFクラウド会計の推奨ブラウザーはGoogleのChromeとなっているため、持出し用の機器としてChromebookにも興味があります。
しかしながら、調べてみるとSIM対応のモデルがまだ出ていないようです。

ChromeOSの考え方でいえば、インターネットへの常時接続が前提だと思うのですが、SIM対応端末が出ていないというのは不思議な感じがします。

今の状態では結局のところノートパソコンと同じくモバイルルーターへの接続等の手間が残るため、まだ手を出せていないです。
興味はあるので、そのうち入手していろいろと試してみたいとは考えていますが・・・

3.時代と共に働き方も変わる

考えてみれば一昔前まではノートパソコンを持ち出すだけでも結構進んでいるという感じでしたが、今やスマホにタブレット、さらにはクラウドサービスと仕事をする上での環境の変化の早さには驚かされます。

こうした変化をとらえて自分の仕事の中に取込んでいくか、それとも従来のやり方を踏襲するかについては人それぞれの意見や考え方があるとは思いますが、個人的には最先端とは行かないまでも世の中から大きく遅れない程度には取り入れていきたいと考えています。

10年前と比べれば仕事の進め方は大きく変わっているわけですから、この先10年の変化にもきちんと対応していきたいものです。

投稿者

加藤 博己
加藤 博己加藤博己税理士事務所 所長
大学卒業後、大手上場企業に入社し約19年間経理業務および経営管理業務を幅広く担当。
31歳のとき英国子会社に出向。その後チェコ・日本国内での勤務を経て、38歳のときスロバキア子会社に取締役として出向。30代のうち、7年間を欧州で勤務。

40歳のときに会社を退職。その後3年で税理士資格を取得。

中小企業の経営者と数多く接する中で、業務効率化の支援だけではなく、経営者を総合的にサポートするコンサルティング能力の必要性を痛感し、「コンサル型税理士」(経営支援責任者)のスキルを習得。

現在はこのスキルを活かして、売上アップ支援から個人的な悩みの相談まで、幅広く経営者のお困りごとの解決に尽力中。